ヤーコン

 世の中には色んな食べ物があるものだ。家人が東京都下町田市の農家で露地栽培されたという「ヤーコン」なる野菜を買ってきた。見た目はサツマイモそっくりだが、味は梨のようで、イモのようでありながら、生でも食べられるところがミソ。

 シャキシャキとした触感はなかなかのもので、世界で最もフラクトオリゴ糖を含んだ野菜ということでほんのりとした甘みがあって口触りも良し。ヤーコンとセロリ、リンゴにレーズンを入れ、マヨネーズをあえていただくサラダはとてもヘルシーだ。

 多量のオリゴ糖に加え、赤ワイン並みの抗酸化物質ポリフェノール、植物繊維、さらにはカリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルやビタミンも豊富なうえ、でん粉を含まないダイエット食品でもあるという。びっくりするほどの健康食品である。

 中南米アンデス高地原産のキク科の根菜。インカ帝国の昔から、果物のような野菜として親しまれていたという。日本には1985年にニュージーランドから導入され、茨城大学等で研究栽培されてきたようだ。とにかく世界は広い。

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