『父 相田みつを』を語る

長い人生にはなあ
どんなに避けようとしても
どうしても通らなければ
ならぬ道
というものがあるんだな

そんなときはその道を
だまって歩くことだな
愚痴や弱音は吐かないでな

黙って歩くんだよ
ただ黙って
涙なんか見せちゃダメだぜ

そしてなあその時なんだよ
人間としてのいのちの
根がふかくなるのは

 書家と詩人という2つの顔を持つ相田みつを(1924-1991)氏の長男で、現在「相田みつを美術館」館長を務める相田一人(あいだ・かずひと)氏が『父 相田みつを』を語る講演会が開かれた。

 会場は美術館(東京都千代田区丸の内3-5-1東京国際フォーラム地下1階)の第5展示室。壁に展示された、あの独特の詩に見つめられながら話を聞いた。一人氏が寄稿している「相田みつを明日に贈ることば」夕刊フジ連載1周年を記念したイベントだ。

 相田みつをは栃木県足利市に生まれ、そこで生活し、そこで生涯を終えた。享年67歳。

 

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