かりんとうドーナツ

 知人がお土産に持ってきてくれたのが東京麻布十番名物と銘打った「かりんとうドーナツ」。東京麻布十番モンタボー謹製。ドーナツのような、かりんとうのような、不思議な食べ物だが、意外とこれがおいしい。1つが小柄なので、次から次へと手が伸びて、やめられない。

 ドーナツ単品やかりんとう単品なら、別にどうってことないが、この2つがドッキングしたことで、全く異次元の食べ物が生まれる。結びつきの妙というか、抜群の相性というのか、とても面白い。そう思うと、”出生の秘密”が気になってくるものだ。

 ところが、ネットで調べても秘密にたどれないのだ。確かに本店は東京麻布十番だが、全国展開していて、モンタボーの名前で全国に76店舗もある。かりんとうドーナツが主軸商品かと思いきや、そうではなく、むしろ食パンや北海道牛乳パン、メロンパンなどが主流のようだ。

 経営主体は「株式会社スイートスタイル」。しかも、本社は名古屋市である。麻布十番モンタボー以外に、カフェダイニング「キャッツカフェ」(30店舗)や素材派ビュッフェ「大地のテーブル」(3店舗)、「元町珈琲」(11店舗)、名古屋の老舗洋菓子店「さんもりっつ」などのブランドも展開している。

 いくら調べても、かりんとうドーナツの出生の秘密はおろか、なぜに、これほどまで「麻布十番」に固執するのかひとつも分からない。ネットにはこのかりんとうドーナツにはまった食べ物ブログこそあふれているものの、スイートスタイルのHPにも言及はない。なぜだろうか?

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