「トレジャーファクトリー」

 関東地方は天気予報が外れて青空が広がった。気温も上昇したので戸田公園(埼玉県戸田市総合運動公園)までドライブした。学生諸君の練習風景を眺めるつもりで来たものの、ボートコースにはほとんど姿なし。春休みなのか、予報が外れて出足が遅れたのだろうか。

 途中で総合リサイクルショップ「トレジャーファクトリー」南浦和店に寄った。正直リサイクル=中古品のイメージで、ガラクタが並んだ店という程度の認識しか持っていなかった。実際これまで覗いた店もそのイメージを変えるどころかそれを補強するばかりだった。

 しかし、この店に入って驚いた。これまでのリサイクルショップのイメージが全くないのだ。店内は綺麗で整然とし、見た目では新品に近いものがずらり並んでいる。しかも新品に比べ大幅に安いのは魅力だ。埼玉、千葉、神奈川および東京も周辺部を中心に首都圏全体で53店舗。南浦和店は今年1月19日にオープンしたばかりだ。

 ブックオフが古本屋さんのイメージを変えたように、このトレジャーファクトリー(本社東京都足立区、野坂英吾社長)も中古品屋さんのイメージを変えたように思った。会社設立は1995年5月。できて16年しか経っていない。

 「モノは持ち主に必要がなくなった時点で価値が失われてしまいます。そのモノに、もう一度価値を与え、世の中に送り出していく工場の役割を果たしたい。創業時のこのような想いを込めて、社名はつけられました」という。宝物の工場=価値の再生工場という考えだ。消費者の支持を得られる企業は強い。

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