オオハンゴンソウ

 久しぶりに早起きし、眠気払拭のため外に出た。それで前から気になっていた我が家の前の駐車場やその後ろの地主さんの畑にいっぱい咲いている花の正体を突き止めようとした。ひまわりほどではないものの、それに近い花だ。

 コンクリートではない、砂利を敷き詰めた駐車場に出てみると、ちょうど地主さんが草を引いているのに遭遇した。この季節は草との戦いなのだ。聞いたが、一緒に咲いていたグラジオラスの名前は出てきたものの、こちらはどうも分からなかった。

 最初、てっきり「ガザニア」(キク科ガザニア属)だと思っていたが、家人から厳しく誤りを指摘された。ガザニアはこんなに大きくないという。勲章のような形をしているし、群生すると書かれていたので確信したが、真っ赤な間違いだった。

 オオハンゴンソウ。ウィキペディアによると、「北米原産の帰化植物。日本には明治中期に導入され、1955年には野生化した」とある。キク科の2年生草。漢字で書くと、大反魂草。これまた、すごい名前が付いている。

 すべての帰化植物がそうだとは言えないのだろうが、オオハンゴンソウは日本の在来種の生態系に被害を与える恐れのある「特定外来生物」(動植物)に指定されている。特定地域で除去の対象になったりしているのはそのためだ。繁殖力が強い、日本の在来種を駆逐しているという。

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