忍城

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和田竜の小説『のぼうの城』(2007年)で急に有名になった忍城(おしじょう、埼玉県行田市)。「文明年間(1469-86年)の初め頃に築城され、上杉、北条氏との戦いにも落城せず、石田三成の水攻めにも耐え、戦国の世を生き抜いてきた名城」(行田市HP)。

忍城の実質的な天守閣だったのがこの御三階櫓(ごさんかいやぐら)。明治6年(1873)に解体されたが、昭和63年(1988) に再建。城址にたどり着いたのは既に閉館後。櫓は郷土博物館から入館でき、展望室や行田市の展示室になっているという。

埼玉県行田市も名前をこれまで何度か聞いたような、聞かなかったような、全く馴染みのない市だった。もちろん行ったのもこれが初めて。幸手市でまんじゅしゃげを観賞した帰路についでに立ち寄った。9基の大型古墳が群集する「埼玉古墳群」や古代蓮の行田蓮、足袋の大産地だったことを物語る「足袋蔵」の点在する街並み、それに忍藩10万石の城下町。なかなかの街でした。

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