東京内科医会市民セミナー2011

東京内科医会主催の市民セミナー2011が新宿住友ビル47階スカイルーム(新宿区西新宿)で開催され、個人的に「脂質異常症」に関心があったのでのぞいた。年1回開催で、今年が5回目だという。

今年は東京電力福島第1発電所爆発事故があったので、放射能関係の2つの特別講演と脂質異常症に関する基調講演とで合計3つの話を聴いた。60を過ぎると、大体の人が2つ、3つの持病を抱えていても不思議ではない。病気と付き合うには理論武装も必要だ。「敵」を知り、「己」を知るである。悲しいが、Ⅰ病息災、2病息災、3病息災だ。

「素朴な疑問~脂質異常症って何ですか?~」の演題で基調講演したのは日本医科大学付属病院内分泌代謝内科の及川愼一教授。当人は何も意識していないのに、年1回の健康診断で脂質異常症(少し前まで高脂血症と呼ばれていた)を指摘され始めてもう5年。

運動による減量・脂落としで最低血圧低下、脂肪肝解消、血糖値の正常化に成功したものの、成果の上がっていないのがこの脂質異常症対策。深刻度はともかく、気になって仕方ない。掛かり付けの内科医にもそんなに聞けない。それと病気のメカニズムを知らない限り、対策も取れない。

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