朝定食@小黒川PA

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7日(金)午前3時起床。荷物を車に積み込み、3時40分自宅を出発。3連休の前日だったので中央自動車道も空いていた。7、8月に続く帰省。途中、八ヶ岳PA(山梨県北杜市)でぶどう、小黒川PA・駒ヶ岳SA・阿智PA(いずれも長野県)でりんごを買う。ぶどうはそろそろ終わりだが、りんごはこれから。しなのドルチェ、紅将軍など新顔の相次ぐ登場で、「売る方の私らも名前を覚え切れない」と売店のお姉さん。

中央高速のSA・PAで最近お気に入りは釈迦堂PA(山梨県)と並んで小黒川PA(伊那市)。他のSA・PAに比べ、駐車スペースがゆったりしてのどかな気分を味わえるのだ。売店奥の食事コーナー「白樺亭」もメニューが充実しており、嬉しかったのは朝定食。

ウィンナーとキャベツサラダ、温泉卵(あるいは生卵)、海苔、大根おろし、野沢菜、味噌汁、ご飯。ウィンナーが焼き魚だったら申し分ないが、ウィンナーもおいしい。これは恐らく主メニューが長野名物ソースカツ丼であるためと推測した。食事したのは午前8時すぎ。おなかが空いていたせいか完食した。

窓の外を眺めるとパーキングのすぐ後ろに白樺の木が何本か目に入る。他のPAなどとは違って、ここはどうも流れる空気と時間がどうも違うような気がする。木々は少し紅葉し始めており、吹き抜ける風もおだやかだ。ぶらっとパークから一般道に出て多少の散歩もできるらしい。

この小黒川PAの売店には珍しい野菜・果実が置かれていた。名前を聞くのも初めてだったのが「さるなし」。生産者・松澤礼雄氏によると、さるなしは「キウイフルーツの祖先です。5~7日置くと柔らかくなり、美味しく食べられます。果実酒にしても美味しく召し上がれます」。食べてみると、少し酸っぱく、そして甘い。こうした珍しいものに出会えるのが旅の醍醐味だ。

ただ、ウェブ検索すると、「さるなし」(果実が梨に似て甘く、猿の好物であるのが名前の由来らしい)がキウイの仲間なのは確かだが、祖先であるとの指摘はどうも正しくないようだ。日本などが原産。マタタビ科マタタビ属のつる性植物。

ここまで書いた後、近所の大型スーパーの食品売場をのぞいたら、果物コーナーでベビーキウイを見つけた。さるなしより一回り大きい。アメリカ産。とにかく多様性は面白い。

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