コリアンタウン新大久保
東京のコリアンタウンと呼ばれる新大久保に行った。そして驚いた。人、人、人があふれているのだ。浅草の仲見世通りや原宿・竹下通りなども多いが、こちらのほうが勢いがすごいのではないか。大都会・東京の繁華街は大体知っているつもりだったが、これほどの人数が集まっているところは知らない。
小さな子供をつれたファミリーの姿やアベック、さらには中年以上の女性グループも目立つが、圧倒的に多いのは10~20歳代の若い女性だ。韓流ドラマやポップ音楽で韓国を知った若い世代が大挙して集まっていると聞く。
大久保通りと職安通りの間の狭い路地裏に韓国料理店やカフェ、露店、韓流アイドルグッズ店に加えて、ファッションや化粧品店が新規出店。それにミニホテルやアパート、お寺までが混然一体となって無秩序なエリアを形成している。それが味付けになって不思議な魅力を放ち、人を引き付ける。プラスの連鎖が働いているのだ。
東北の被災地を中心に、3.11の日本全土は、哀悼の意に包まれていたが、コリアンタウンは別の顔を見せていた。これが日常なのだろう。