「はっさくマーマレード」

はっさくマーマレードは珍しい

 

朝食がパン食になってもう10年以上になるが、トーストに付けるのはマーマレード(Marmalade)のジャムと決めている。イチゴやリンゴ、ブルーベリーなどと色んなジャムを試してきたが、最終的にマーマレードに落ち着いた。かんきつ類を加工して作るジャムだが、残った果肉の苦味が、ただ甘いだけのジャムとは一味違うところが気にいっている。

かんきつ類なら何でもOKだが、代表的なものはオレンジマーマレードだ。ほかにもユズや夏ミカン、グレープフルーツを原料にしたマーマレードもある。最近のお気に入りは明治屋マイジャム果実実感シリーズの「甘さ控えめざくざくオレンジマーマレード」(340g420円)。甘さを抑え、それでいてしっかり苦味も残した大人の味なのだ。

いつも買う新宿小田急ハルク地下の明治屋を物色していたら、目に飛び込んできたのが「2012年マイジャムヌーボー旬のはっさくマーマレード」。昨年12月末に広島県因島で収穫したはっさく(八朔)を使って約2カ月熟成したジャム。

はっさくは1860年(万延元年)に因島の恵日山浄土寺の境内で発見され、当事の住職が「旧暦の八月朔日(ついたち)になると食べられる」と言ったことから、「八朔」の名が付いたという。今や、商品を売るにも物語(ストーリー)が必要な時代だ。600g1365円(税込)とかなり高いが、思い切って買った。確かに幾分甘目なものの、苦味はしっかりしている。近々、「旬の文旦マーマレード」も発売されるらしい。メーカーも大変だ。

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