ミッタル・インドソフトウエアサービス企業協会会長

ミッタル会長は来日50回以上の知日派

 

テーマ:インド・ソフトウエア業界による対日プレゼンテーション
会見者:インドソフトウエアサービス企業協会(NASSCOM)のソム・ミッタル会長

●NASSCOM(ナスコム)はインドの主要IT関連企業の加盟する業界団体。ビジネス・プロセス管理(BPM)を行うシステムでは定評があり、2012年度のIT-BPM業界の売上高は1010億ドルを達成、2020年度までに2250億ドルを目標としている。

●インドは若年層を含む潤沢な市場、大規模なインフラ投資機会、増大する通信人口(10億人)を抱えており、高齢化による人材不足に悩む日本企業に無限の投資機会を提供する。既に870社以上の日本企業がインドに進出している。

●米フォーチュン500社の80%、世界企業の58%はインドのIT-BPMのノウハウを活かしたグローバルモデルを採用している。地域別では米国が62%、欧州10%だが、日本は2%にとどまっている。これは日本が伝統的なITシステムに固執しているためだ。インドのIT-BPMシステムは既にグローバル化している。

●日本は日本スタイルに拘っているようだが、中国や韓国は文化や言葉の問題を乗り越えている。成長市場は世界でも限られており、日本はインドと連携することで大きな利点を得られる。日本は変化することに抵抗感があるようだが、選択の余地がない。

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