「社会全体で子どもをだっこしてあげたい」

「社会全体で子どもをだっこしてあげたい」と語る黒川祥子氏

虐待された子どもたちの側を取材した黒川祥子氏

 

テーマ:著者と語る「誕生日を知らない女の子 虐待-その後の子どもたち」
会見者:黒川祥子(フリーライター)
2014年2月17日@日本記者クラブ

お昼のニュース(2月23日)を見ていたら、「生後8カ月の長女の顔に約70度の熱湯を蛇口から2秒間くらいかけてやけどを負わせたとして、警視庁町田署は、傷害の疑いで、東京都町田市常盤町、無職、佐藤哲也容疑者(23)=別の暴行事件で逮捕=を再逮捕した」と報じていた(ブログを書いているのも2月23日)。

我が家に来ていた息子の嫁がそれを聞いて「信じられない」と悲鳴を挙げた。3歳の娘と1歳9カ月の双子の息子を子育て中だ。愛する我が子を虐待する親の神経は通常理解不能だ。しかし、現実に、こうした事件がほぼ毎日のように起こっているのも事実だ。

佐藤容疑者は、妻にも暴力を振るっていたとして逮捕済み。その後の調べで、長女の全身には古いやけどやあざがあり、同署は日常的に虐待をしていたとみて調べている。

とにかく、カラスの鳴かない日があっても、子どもの虐待がニュースにならない日はないほど児童虐待のニュースが多い。報道されないケースはもっともっと多いはずだ。残念だが、報道されたのは氷山の一角かもしれない。

なぜ、かくもこうした事件が多いのか知りたいと思って、虐待を受けた子どもたちを取材した黒川祥子氏の会見を聞いた。第11回開高健ノンフィクション賞を受賞したフリーライターだ。

 

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