『ポンペイ』

映画館前の立て看板から

映画館前の立て看板から

 

作品名:『ポンペイ』(POMPEII)
製作年度・国・地域:2014年 アメリカ/カナダ/ドイツ 105分
上映館:ユナイテッド・シネマ・としまえん

深い動機があって見たわけではなかった。たまたま時間があったのと、ベスビオ火山の大噴火を3Dで体感したかった。怖いもの見たさだ。

西暦79年の古代都市ポンペイ。ナポリ近郊の保養地・避寒地として有名だった。紀元前27年に成立したローマ帝国は英国をも侵略し、世界最大の大国を築き上げたが、暴君ネロの圧政もあって紀元後には国が傾きつつあった。

ポンペイの街(人口2万人)を見下ろすようにそびえ立つベスビオ火山が大噴火したのはそのような時代だった。巨大な炎と黒煙が噴き上がり、すべてを飲み込む火砕流、太陽の光は遮られ、地面は崩壊し、港には津波が押し寄せる。空からは灼熱の溶岩が降り注ぐ。

奴隷戦士マイロはケルト騎馬民族最後の生き残り。奴隷として育てられ、誰よりも強い剣闘士となってポンペイに連れられてきた。そこで富裕層の商人の令嬢カッシアと恋仲になる。2人のロマンスがストーリーを作っているものの、作品の中心は何と言ってもベスビオ火山の大噴火。つい、富士山が噴火したら、こんな感じかなと想像してしまう。

YAHOO映画リポートを読んでいたら、「ポンペイ未曾有の大災害をロマンスで彩るポンペイ版タイタニック」と書かれていた。うまい表現をするものだと思った。

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