小春日和

東京地裁の入ったビル

東京地裁の入った裁判所合同庁舎

 

ODA(政府開発援助)事業をめぐりベトナムなど外国政府関係者にリベートを渡したとして、不正競争防止法違反(外国公務員への贈賄)の罪に問われた鉄道建設コンサルタント「日本交通技術」の前社長、柿沼民夫被告(65)に対し、東京地裁は2月4日、懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

ODA疑惑との絡みでこの判決文を全文読みたいと思って、朝一で東京地検に行った。ところがまず玄関に入る前のゲートで用件を聞かれ、「裁判記録の閲覧」を申し出たところ、電話番号を記したメモを渡され、記録担当にまず電話をするよう求められた。

記録担当によると、「刑事確定訴訟記録法」の規定により、閲覧は認められないとのことだった。認められるのは、原告と被告および双方の代理人(弁護士など)に限られるという。簡単に門前払いを食わされた。

 

ビル地下の日豊庵

地下には「日豊庵」がありました

 

そこで争っても仕方がないので、裏手にある東京地裁に回った。昔、商品先物関連の公判傍聴でよく通った。昔に比べ、入館時に手荷物検査があるなど警備が厳しくなってはいたものの、開廷公判簿を奥のテーブルの上で閲覧する仕組みは変わっていなかった。

 

ハナモモの花が咲いていた(日比谷公園)

ハナモモの花が咲いていた(日比谷公園)

 

ハナモモとの接ぎ木

ハナモモとの接ぎ木かな

 

サンシュウの鮮やかな黄色

サンシュウの鮮やかな黄色

 

裁判記録を閲覧できなかったので時間が余った。仕方がないので日比谷公園をぶらぶらした。午前中はポカポカ陽気で気持ちが良かった。桜の蕾みもピンク色に染まり、開花に向けた準備も大詰めを迎えている。

 

ケヤキの巨木がまさに切られようとしている現場に遭遇した

ケヤキの巨木がまさに切られようとしている現場に遭遇した

 

敷地内に昔勤めた会社があったので日比谷公園には20年ほど通った。恐らくこのケヤキも長年目にしていたはずだ。もちろん、覚えてはいないが。しかし、無くなってしまえば、ここにこの木があったことさえ思い出せない。

たまたま、伐採の瞬間に遭遇したから、ここにこの木が植わっていたことを知っただけで、そうでなければ、植わっていたことさえ、知らない。えらい瞬間に通り掛かったものだ。

 

元祖のりトースト

元祖のりトースト

 

本当に中はのり

本当に中はのり

 

午後は神田の歯医者で治療を受けたあと、近くで勤務している友人と1年ぶりにお茶を飲んだ。連れて行かれた珈琲専門店が「エース」(千代田区内神田)。1971年開業の老舗で、その時以来43年間にわたって、このトーストを作っているという。

のりトーストはのり弁から生まれたとか。不思議な味だった。

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