進化する仏具
立ち寄った仏具店でこんなものを見掛けた。帰省中、実家の仏壇には朝夕、食事を供えている。自分たちが今生きているのは先祖あってこそだという思いがあるためで、ご先祖さまは大事にしなければならない。
故人が生前好きだったものを仏前にお供えすることはよくあるが、こんなものが用意されているとはよく知らなかった。実にいろんな好物があるものだ。ワンカップ大関、梅酒、焼酎、豆大福、どらやき、おでん、讃岐うどん、ソフトクリーム。
にぎり寿司や冷やし中華のほか、スイカもあった。みんなろうそくで作られているという。
花もあった。プリザーブドフラワーがそれだ。生花の寿命は短いが、これだと、長持ちする。造花ではなく、生花を乾燥させたものだから、「美しさを保つ魔法の花」なのかもしれない。
びっくりしたのはこれ。ご先祖さまには朝夕、毎日、食事の前に、少しずつとはいえ、お供えする。今回、田舎に来て8日目になるが、1日として欠かしたことはない。これも勤めと思っている。
仏膳用素材セット「ご先祖さま」なるものがあるのも知らなかった。仏様にお供えする「手間いらず」が売り物。電子レンジでOK。味だし付きのフリーズドライ製品。いやはや、今や何でもありの世界のようで・・・