シルバー人材センター入会

 

入会説明会用パンフレット

入会説明会用パンフレット

 

地元の練馬区シルバー人材センターに入会した。区内に居住する健康で働く意欲のある60歳以上の高齢者ならだれでも入会できる。理事会の承認が必要だが、特に資格試験があるわけでもなく、入会を拒否されることはなさそうだ。

ただ、入会するためには説明会に出席しなければならない。事業の理念や仕事の内容などの説明をしっかり聞き、事業の趣旨・理念に賛同した上で、申込書を提出する必要がある。申込書作成を含めて約2時間を要した。

■事業の理念

・会員はお互いに助け合い、共に働く(共働・共助)ことをモットーとする。
・会員による自主的な運営をはかる。
・地域社会へ積極的な参加をはかる。

■組織

センターは会員組織による公益社団法人。「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」(昭和61年施行、高齢法)に規定された団体。東京には60のセンターがあるという。

■受注仕事

・雇用関係にはならない。

・臨時的、短期的、軽易的←フルタイム就業はない

・追加的収入(月額4万円前後)を得るための仕事で、生活するための収入は期待できない。

・安全第一、健康増進

・「事務局だより」を通じて仕事を紹介する。気に入った仕事があれば、電話で事務局に連絡する。待っていても仕事が来るわけではなく、積極的な働き掛けが必要。

・地区ごとにリーダー(連絡係)を選出し、リーダーはシフト管理を担当する。ローテーションで作業に従事する。グーループ就業。

・地域班の下で班編成をする。班単位でボランティア活動を実施する。

区内のシルバ-会員数は3600人超。15班108組

 

高齢者への求職は①公的仕事(駐輪場の整備・管理、区内小中学校99校の施設管理)②民間仕事(マンション・アパートの清掃、スーパーカートの出し入れ、植木せん定、草むしり、除草など)-に分かれ、公的仕事は人気が高く、選考会での抽選になる。

追加的収入しか得られないこと、グループ就業が多いことなどを考えれば、自分にできるかどうか不安もある。班単位のボランティア活動も奨励されており、むしろ社会貢献的色合いが濃そうだ。

今はこれまでの自分のコネクションで、自分に合った仕事を確保しているが、それがいつまで続くかは疑問だ。いつまで働くかにもよるが、ジャーナリストしての活動ができなく時期が到来することも考えられる。そうなってからも働きたいと思えば、働く場を提供するシルバーセンターの機能には期待できる。

ハローワークは生活給を得るための職を斡旋する組織。それなりの給与を提供されるだけに要求される能力水準も高い。安全第一で、臨時的・短期的・軽易な作業しか提供しないシルバーセンターとは全く別物だ。

ハローワークで「67歳」と打ち込んでも、ヒットする件数は限られる。要はお呼びでないのだ。悲しいが、もう即戦力として期待されていないのが現実だ。いくら自分が働きたいし、それだけのスキルがあると主張しても、雇う側からみたら、そう受け取らない。高齢者はご免なのだ。これが現実だ。

 

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