『セバスチャン・サルガド』

 

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ポスターの写真はゾウアザラシの子ども(ギンレイホール)

 

作品:『セバスチャン・サルガド』(THE SALT OF THE EARTH)
監督:ヴィム・ヴェンダース、ジュリアーノ・リベイロ・サルガド
受賞:第67回カンヌ国際映画祭ある視点特別賞、エキュメニカル審査員賞
2014年フランス・ブラジル・イタリア合作映画
2016年3月4日@ギンレイホール

 

ブラジル出身の報道写真家セバスチャン・サルガドの取材プロジェクト「Genesis(創生期)」にヴェンダース監督とサルガドの息子ジュリアーノが同行し、サルガドの仕事をフィルムに収めたドキュメンタリー映画。

映画.comによると、「『Genesis』はサルガドが、2004年から地球上の最も美しい場所を探し求めたプロジェクト。ガラパゴス、アラスカ、サハラ砂漠など世界各地で撮影され、熱気球から撮られた水牛の群れ、遊牧民ネネツ族のシベリア横断、サンドイッチ諸島での”ペンギンの楽園”など、生と死が極限に交わる、圧巻の風景が写し出されている」。

メインのポスターは、サルガドが撮影した、サウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島のゾウアザラシの子どもの写真。アルゼンチンの東海上にあるフォークランド諸島(英領)からさらに東に1000km離れたこれも英領。

報道カメラマンとしてこれだけ多くの仕事をした人は少ない。被写体はアフリカの難民であり、厳しい自然。世界はなぜかくも過酷なのか。サルガドの写真は2009年12月12日、東京都写真美術館でも見た。

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