高津家13代目

 

この国の味、ここから。

この国の味、ここから。

ゲスト:高津克幸(にんべん社長)
テーマ:チェンジ・メーカーズに聞く
2016年11月2日@日本記者クラブ

 

1699年創業の高津ファミリーの同族会社で、自分で13代目。出汁を始めたものの、意外と出汁を知らないことが分かった。

にんべんを創業した初代の高津伊兵衛は延宝7年(1679)、勢州四日市市に生まれた。苦労した揚げ句、伊之助から伊兵衛と改名。屋号を伊勢屋伊兵衛、商号をカネにんべんとした。

正徳元年(1711)に最初の結婚。享保元年(1716)には故郷の伊勢を経て大阪へ上り、かつての上方出張で得た経験を生かして上等な鰹節の仕入れルートを確立する。

その後、享保4年に亡妻の妹と再婚した伊兵衛は、翌5年に日本橋瀬戸物町(現在の室町2丁目)に鰹節の小売店を出店。この店はわずか1年で火事に遭い、焼け落ちてしまいますが、翌年には幕府のお触れを順守して土蔵造りの堅牢な店を再建。そこへ家族とともに移り住んだ。

初代伊兵衛は3人の息子を残し、享保14年に50歳で他界した。その信条は21世紀の今日まで、脈々と受け継がれている。

初代伊兵衛は、店の屋号を「伊勢屋伊兵衛」とし、暖簾印(商標)には“伊勢屋”と“伊兵衛”からイ(にんべん)をとり、商売を堅実にするための金尺の¬(かね)をあわせてイ¬(かねにんべん)とした。江戸町民達は「伊勢屋」の代わりに、誰ということなく「にんべん」と呼ぶようになり、今日の当社の社名となっている。

「伝統的な出汁の旨味」と「新たな出汁の魅力」を味わえる日本食の新しいスタイルをお楽しみいただく。鰹節専門店のにんべんが、出汁の旨味を活かした定番料理の「古典技」と、出汁の新たな魅力を引き出した料理の「離れ技」をご提案。「この国の味、ここから。」新たな日本の食文化を発信している。

日本橋だし場 NIHONNBASHI DASHI BAR

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