試写会「わたしは、ダニエル・ブレイク」

 

わたしは、ダニエル・ブレイク

 

作品名:「わたしは、ダニエル・ブレイク」
監督:ケン・ローチ
ダニエル・ブレイク:デイヴ・ジョーンズ
ケイティ:ヘイリー・スクワイアーズ
2016年イギリス/フランス/ベルギー映画
2017年2月17日@日本記者クラブ
3月18日(土)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開

 

「イギリスで大工として働く59歳のダニエル・ブレイクは突然、心臓の病に襲われ、医師から働くことを止められる。ダニエルは国の援助を受けようとするが、複雑に入り組んだ制度に押しつぶされようになる。そんな中、シングルマザーのケイティと出会い、2人の幼い子どもを抱えて仕事もない彼女を何とか手助けするダニエル。やがて彼らの間に、家族のような温かな絆が生まれていく。しかし、容赦のない現実が彼らを待ち受けていた-」

ケン・ローチ監督は英国の映画監督・脚本家。一貫して労働者階級に焦点を当てた作品を製作し続け、政治活動にも熱心。「SWEET SIXTEEN」「ケス」「天使の分け前」など、名作の並ぶフィルモグラフィー(Filmography=映画関連の文献)を誇るケン・ローチ監督の作品だ。

同監督は2014年、「ジミー、野を駆ける伝説」(Jimmy’s Hall)を最後に引退を表明していたが、格差や貧困の現実を目の当たりにして、引退を撤回して本作を製作、2度目のカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した。

高卒後に2年間の兵役に就いたのち、オックスフォード大学に進学し、法律を学ぶ。卒業後、劇団の演出補佐を経て、63年にBBCテレビの演出訓練生になり、66年の「キャシー・カム・ホーム」でテレビドラマを初監督、67年に「夜空に星のあるように」で長編映画監督デビューを果たした。2006年、「麦の穂を揺らす風」が第59回カンヌ国際映画祭に出品され、初のパルムドールを受賞した。当時69歳だった。

1936年(昭和11)6月17日、イングランド中部ウォリックシャー州生まれ。電気工の父と仕立屋の母を両親に持つ。

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