『寝ても覚めても』

 

「寝ても覚めても」(掲示版から)

 

作品名:「寝ても覚めても」(2018年)
監督:濱口竜介
キャスト:東出昌大(ひがしで・まさひろ=丸子亮平/鳥居麦)
唐田えりか(からた・えりか=泉谷朝子)
2019年3月20日@飯田橋ギンレイホール

 

「大阪に暮らす21歳の朝子は偶然出会った麦(ばく)と運命的な恋に落ちるが、ある日突然麦は姿を消してしまう。

2年後、東京に引っ越した朝子は麦とそっくりな亮平と出会う。いつしか2人は引き合い一緒に住む決断をするが、引越祝いを兼ねた仲間との会食の場に麦が現れ、2人は車で姿を消す。

同じ顔をした2人の男と、その間で揺れ動く女の葛藤をスリリングに描いたラブストーリー」(ギンレイ通信Vol.207)。

言葉で書くのは楽だが、これを映像化するとなるとどういう展開になるのか。映画を見たあと、心が苦しくなった。原作の柴崎友香『寝ても覚めても』を図書館から借りてきて少し読み始めた。読み進められなかった。

この作品を映像化するのは難しいだろうなと思った。実際に原作を読んでみると余計にそう思う。朝子の心を映像化するなんてできない。

しかし、映画をみてこの監督はすごいなと思った。言葉を映像化できる監督は天才だ。こんな恋愛をもう一度してみたいと思った。

恋愛というのは簡単なようでいて難しい。

 

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