「平飼い」か「ケージ飼い」か

 

鶏にやさしい、放し飼い卵「エコッコ」

 

埼玉そだちの産直たまご「プリたま」(埼玉県)

 

こちらは「フルーツたまご」

 

つまんでご卵

 

たまごファミリーの(有)ニシモト

 

竹鶏のたまご

 

黒鶏のたまご(福島県)

 

だまって食べて魅卵ね

 

飛来幸鶏ファーム(宮崎県)

 

ワタナベファーム(栃木県)の卵(右)とスーパーで売られている卵(左)

 

第14回「アグリフードEXPO東京2019」に22日(木)行った。いつもは東京ビッグサイトの東館で開かれていたが、今年は東館が五輪のメディアセンターになるというので南館に変更され、ぎっしりと詰まった感じで開催された。

農産物フェアだから少し回れば試食でお腹が膨れるのだが、今年はつい卵に目が行ってしまった。サイボクで買った卵にあれだけの違いがあることに知ってつい目覚めてしまった。

会場をまわっていると平飼い卵を中心に売り込んでいる県が5~6県もあってびっくりした。

私が小さいときは鶏舎がどの家にもあって、そこで生んだ卵を採卵して食べていたものだ。それがいつの間にか近代的な「ケージ飼い」に変わっていった。

ケージ飼いは今や日本では主流となっている養鶏法だ。鶏を「ケージ」と呼ばれる飼育ケースの中に入れて育てる。信頼の太陽卵の「落水正商店」(長崎県雲仙市)によると、同社はケージ飼いを次のように推奨している。

「いつでも水が出るので、夏は好きなだけ水を飲めるし、個体管理がしやすいし、健康チェックもできる。また、ケージは積み重ねて使用するのが一般で、それぞれの段の下には、フンを回収するベルトや、鶏が生んだ卵を回収するベルトが備え付けられている」。

「産卵すると卵は転がって、通路側への移動する。その後に、集卵ベルトの上に乗って、卵を洗ったり、パック詰めするセンターへと自動で運ばれていく」

今回のフェアでもほとんどの出展社が自然に近い状態で飼われている「平飼い」が中心だった。平たい地面の上に鶏を放して飼う養鶏法。飼っている鶏が自由に動き回れることが最大の特徴で、安全・安心、美味しいというイメージが広がっている。

しかし、落水正商店は平飼いのデメリットも指摘する。地面をつつきながらエサを探して食べており、害虫を食べる可能性は否定できないほか、フンなどと一緒に生活する衛生管理上の問題。さらには病気やケガに気づかない可能性もあるという。

 

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