コムラサキに秋を感じて=拡張工事後が待たれるハーブの香り

 

コムラサキ

 

ムラサキシキブの仲間で、秋に紫色の実を付ける。ムラサキシキブより実が密に実り、樹高もムラサキシキブが3mになるのに対し、コムラサキは1.5m程度と低めだ。いわゆる下草だ。成熟した紫色の実は美しい。

北海道および青森を除く日本各地の山野に分布する落葉低木。日本のほか、中国や朝鮮半島にも分布する。

 

ペンタス

 

これはわが家の庭にも植わっている。原産地は熱帯の東アフリカからイエメン。春から秋まで長期間開花し、暑さに負けずによく咲く。本来は低木状に育つが、タネから育てる矮性に改良された品種が小型から中型の鉢物や花壇苗としてよく普及している。

 

オレンジフレア

 

キバナコスモスの中でも代表的な園芸品種。秋花壇によく似合う花色だ。コスモス(秋桜)とは別種。草丈は約1mと高く、横にも張る。花茎は6~7cm、花色は橙色で、春まきして秋に咲く。丈夫でつくりやすい。

 

コリウス

 

コリウスは可愛らしい花を咲かせるが、おそらく最もよく知られているのはその美しい葉だ。複数の色からなる大胆な模様を持ち、外観がすばらしい。

葉の色には紫、赤、オレンジ、ピンク、黄色などが含まれ、含まれない唯一の色は青だ。

 

ランタナ

 

ランタナは中南米が原産の常緑小低木。和名は「七変化」で、花の色が徐々に変化することから名付けられた。アジサイに姿が似ているが、アジサイとは別種だ。種子には毒が含まれている。

 

シュウメイギク

 

漢字で書くと秋明菊。多年草で毎年、夏の終わりから秋にかけて花を咲かせる。キクではなく、アネモネの仲間。

 

オミナエシ

 

オミナエシ(女郎花)。多年生植物。秋の七草の1つとして日本では古くから親しまれている。開花時期は7月から10月頃。「秋の七草」だが、夏頃から咲いている。山野に生える黄色い清楚な五弁花。

季節の花300」によると、「おみな」は「女」の意。「えし」は古語の「へし(圧)」で、美女を圧倒する美しさから名付けられたという。

また、もち米でたくご飯(おこわ)のことを「男飯」と言ったのに対し、「粟(あわ)ごはん」のことを「女飯」と言っていたが、花が粟つぶのように黄色くつぶつぶしていることから「女飯」⇒「おみなめし」⇒「おみなえし」となった、との説もある。

漢字で「女郎花」と書くようになったのは平安時代の半ば頃からといわれている。

 

ハローウィンも日本にすっかり定着したようだ

 

ガーデン入り口

 

練馬区光が丘にある四季の香ローズガーデンは、バラの香りをテーマとした約1300平方㍍の庭。ダマスクなど6種類の香りが楽しめる全国でも珍しいガーデンだ。

このローズガーデンは新型コロナウイルスなどの影響で閉鎖されていたが、このほど再開園し、さらにバラ園も拡張されることになったようだ。加えて約800平方㍍のハーブガーデンも整備されるという。

現在工事中で、柵が巡らされている。ローズガーデンは現在、秋のバラが咲き誇っているが、今回はバラのそばで咲く秋の草花にフォーカスを当てた。

バラの匂いはかなりきついが、それにしてもこんなにすばらしい香りを楽しめるバラって何と素敵な花か。やはり花の王者の風格が表れている。

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