【散歩】文化の日のポカポカ陽気に誘われて知った「練馬城趾公園」情報=2023年春には「ハリー・ポッター」オープンへ

 

石神井川の遊歩道は豊島園で切れていた

 

石神井川は私有地の豊島園内を流れている

 

豊島園内石神井川石神井川には小ガモが遊んでいる

 

■石神井川の遊歩道は豊島園で切られている

 

11月3日は文化の日。この日は全国的に晴れになることが多く、今年も快晴だった。あんまり天気が良いと家の中に閉じこもっているのが苦痛になる。体が外に出たがるのだ。家の中でやる仕事もあったが、小春日和に誘われて外に出た。

自宅からしばらく歩くと石神井川に出る。散歩となると、大体この川添いを歩くことになる。石神井川は東京都を流れる荒川水系の1つで一級河川。小金井カントリー倶楽部(花小金井南町)地内の湧水を水源に流路延長25.2km。東京都北部を東に流れて北区堀船3丁目で隅田川に合流する。

東京都小平市、西東京市、練馬区、板橋区、北区を経る。練馬区に入るまでの大部分は暗渠や柵渠だ。沿岸各所で整備事業が行われ、至るところが桜並木に生まれ変わっている。とりわけ練馬区上石神井から練馬高野台間の整備は水辺の近くまで降りていけるまで行われている。練馬高野台から目白通りと合流するまでの2kmほども桜が植えられており、春ともなると見事な花が咲き誇る。

ところが目白通りをくぐって豊島園までの1km。遊歩道は整備されたが、左側の遊歩道の植樹はまだで、豊島園の手前の石川橋のたもとで行き止まりとなっている。石神井川はそのまま豊島園の私有地に流れ込んでいるが、遊歩道はそこまでとなっている。

 

金網に都市計画「練馬城趾公園」案内図のお知らせが貼られていた(告示日は2021年6月8日)

 

■こんなところで知った「練馬城趾公園」情報

 

この日、石神井川の遊歩道を歩いていて、いつものように石川橋で右手に折れた。区立向山庭園に行こうと思ったからだ。真ん中を石神井川が流れ、北側部分が都市計画公園区域(春日町1丁目および向山3丁目内に位置し13.4ヘクタール)、南側部分は2020年8月に閉園した遊園地「としまえん」の跡地で、事業認可区域となっている。

建通新聞電子版(2021年1月25日付)によると、としまえんの跡地には「ハリー・ポッター」のスタジオツアー施設が設置される計画で、ワーナーブラザーズジャパン(港区)が23年度春にオープンする予定だ。30年間の運営を検討している。

スタジオ施設の設置期間終了後に、都がアクティビティーゾーンとして、アスレチックやキャンプ場、多目的広場をはじめとした野外体験ができる空間として機能を刷新する計画だ。

石神井川から北側の都市計画公園区域は5つのゾーンに分かれている。東京都公園審議会が答申した発表によると、①花のふれあい②エントランス交流③川辺の散策④人々をつなげ歴史を伝える文化⑤にぎわいアクティビティーの5ゾーン。

2023年度の開園を目指して「花のふれあい」「エントランス交流」「川辺の散策」の各ゾーンの工事に着手する。花のふれあいソーンは、地元商品を販売・購入できるイベント広場や災害時に避難・活動場所として機能する草場広場を整備する。

西武豊島線と都営大江戸線の豊島園駅に近いエントランス交流ゾーンは、公園の玄関口。電車利用の来園者を受け入れるエントランス機能を持たせる考えだ。

川辺の散策ゾーンでは計画域内を流れる石神井川沿いの桜並木を生かした散策路や飲食店などを整備する方針だ。工事に着手できた部分から順次開園し公園の機能を拡大していく。

いずれにしても一時は東京スカイツリーの建設候補地15個所の1つに上げられていたとしまえん。94年間の歴史を終えて2020年8月31日に閉園した豊島園の新たな歴史が2年後に始まる。楽しみがまた増えた。

 

向山庭園で

 

向山庭園で

 

向山庭園で

 

■区立向山庭園で”ファッションショー”

 

豊島園駅に近くに練馬区立向山庭園(こうやまていえん)がある。遊園地だった「としまえん」に隣接する日本式庭園と茶室や和モダンな主屋を持つ練馬区唯一の和風区立施設。主屋では絵画教室や茶道教室などが開催されている。庭園は元々の土地の高低差を活かした池泉回遊式だ。

元浜口雄幸内閣時代の鉄道大臣だった江木翼氏の邸宅だったらしいが、練馬区が買い取り、昭和55年(1980年)5月に庭園として開園した。建築は内藤廣氏。2010年にバリアフリー対策を施した全面改修が行われている。

庭園は付近の住宅地の閑静な佇まいと緑が調和し、区内有数の住環境を誇っている。戦国時代にはこのあたり一帯は当時この地を治めていた豊島氏の居城「練馬城」があったといわれている。

今年3月末にも主屋の前に咲くオオシマザクラを見物したことを思い出した。11月に再訪した時にはファッションショーのリハーサル?が行われていた。

 

カクテル(四季の香ローズガーデン)

 

アイスバーグ(同上)

 

アンブリッジ・ローズ(同上)

 

四季の香(同上)

 

■秋も深まりバラの容色にも衰えが・・・

 

豊島園駅から光が丘駅まで電車に乗って、そこから四季の香ローズガーデンまで歩いた。最近はこのガーデンに来ることが意外と多い。秋のフェアも終わって、ハローウィンのイベントも済んだ。何もなくなった11月のガーデンで秋バラがまだ少し残っている。

ピースやダブル・デライトのような大輪ではない。秋も深まって容色も衰え始めている。

自宅の3畳の書斎に西日が入るが、光線が非常に弱くなってきた。夏場は蒸し風呂状態である。あのときの暑さが思い出される。

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