「たんば田舎暮らしフォーラム」

  3連休はシンポジウム三昧。初日の16日(土)は「たんば田舎暮らしフォーラム」。兵庫県民会館(神戸市)で開かれ、150人ほどが集まった。主催はボランティア団体「丹波・田舎暮らしフォーラム実行委員会」(小森星児ひょうごボランタリープラザ所長)と兵庫県の外郭団体である財団法人「兵庫丹波の森協会」。兵庫県丹波県民局や篠山市、丹波市が後援。

 8月27日にも神戸県民局主催のシニア・セカンドライフ講座で、田舎暮らしが取り上げられており、兵庫県は田舎への都会人移動に相当力を入れているのではないか。田舎と言っても、篠山市と丹波市を指す「たんば」は阪神間から車で1時間程度の「都市に近い田舎」。大阪や神戸に通勤している住民も多く、お手軽な田舎暮らしが楽しめる。

 定年年齢に達した団塊世代を呼び込んで一体、行政側にメリットがあるのかと思わないでもないが、「人口が減っている。とにかく町を活気付けるのが先。町が活気付けば、若者も来る」との二段構えの戦略のようだ。

 「夢を活かすことは楽しい」「夢を追う生活は大切」だと小森氏。都会でできないことを田舎ではできることがあるのは確か。もちろん「現実を忘れてはいけない」。夢と現実をうまく折り合いを付けながら生きていく。こんなことを考えているだけで、何だか楽しくなってきた。

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