兵庫県・大阪府の境を歩くⅢ

 兵庫県と大阪府の府県境を歩くウオーキングラリー第3弾はJR福知山線伊丹駅がスタート。本当は北伊丹だったが、快速停車駅の関係で、1駅手前で降りざるを得なかった。線路際を歩いたが、ここも帝国化成、朝日金属、松谷化学など工場が多かった。1駅にしては長かった。

 前回の終着駅は「北伊丹」(伊丹市)。西口に大きい場所を占めるのが「兵庫県立西猪名公園」。「なんで、こんなところに県立公園が」と思ったら、大阪国際空港周辺の環境整備事業の1つでした。国有地を県が借り受け造った公園。面積6ha。サッカーやソフトボールの球技場、展望台、ウオーターランドなどが整備されている。ちょうど公園の上を結構頻繁に飛行機が飛び立っていた。なるほど・・・。

 北伊丹をちょっと北に歩くと、すぐ川西市。猪名川沿いにかなり北部まで結構な広さだ。目的地はとりあえず川西市役所。JR宝塚線「川西池田駅」から阪急・能勢電鉄「川西能勢駅」まで300mほどは高架の歩道橋が整備されていた。雨の日は辛いが、この日はよく晴れて暖か。

 それにしても、JR駅前と阪急駅前の賑わいの落差には改めて驚かされた。圧倒的に私鉄側が賑やか。投資規模が違う。川西市役所はデラックスだった。人口16万人。新興住宅地が広がっていた。何が特徴なのかピンとこないが、京阪神のベッドタウンなのだろう。

 阪急川西能勢駅は阪急宝塚線と能勢電鉄(阪急東宝グループ)妙見線の交差する駅。宝塚線は西に大きくカーブするが、府県境は能勢電と並行して、引き続き猪名川沿いに北に伸びる。猪名川右岸の池田市を北に走る国道173号線(昔の能勢街道)を歩く。

 池田市古江町の先で能勢電を跨ぎ、峠を越えた地点で国道は再び川西市。府県境は東の山側に膨れ込む。仕方なく能勢電沿いを歩く。多田駅を過ぎ、平野でもう歩けません。改札口の前に喫茶店でよもぎパンとコーヒーでしばし休憩。

 もうこれ以上歩く気力も萎え、能勢電に乗ることとした。妙見線の終点、妙見口駅は大阪府だった。駅前のお土産物屋のおばさんによれば、今の季節は何もないとか。3月頃には山桜がとても綺麗だという。能勢妙見山(標高635m)はぶな林で有名で、遠く明石大橋まで見渡せるともいう。
①県立西猪名公園


②JR宝塚線川西池田駅から阪急川西能勢口駅方面を眺める

③川西阪急ではバレンタインデー用のチョコレート特設売り場ができていた

④川西市役所横にあった「人口のあゆみ」

⑤川西市役所正面玄関

⑥府県境の猪名川沿い大阪府池田市絹延橋辺り国道173号線から川西市の高台を望む

⑦国道173号線を能勢電鉄妙見線に沿って北上すると、再び大阪府から兵庫県川西市となる

⑧能勢電鉄妙見口駅(大阪府豊能郡豊能町)

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.