「日経225先物ミニ」が活況

 大阪証券取引所の株価指数先物「日経225ミニ」の1日の取引高が18日、24万3702枚と過去最高を記録した。「日経225先物」の取引単位を小口化し、個人投資家などが取引しやすくした「日経225ミニ」はちょうと1年前に上場されたばかりだが、1周年を記録更新で飾った。

 取引高は上場初日の約11倍。主役は全体の4割を占める個人投資家だそうで、現物売買にあきたらない投資家の参入が続いているようだ。大証は先物市場の開設者として先駆的存在で力が入っているが、その努力を評価する投資家層が拡大していることを喜びたい。

 ただ、先物取引は現物取引の何倍ものリスクを伴う金融商品であることには違いない。商品先物取引の場合は投資家の大半が損失を被っているのが実態だけに、日経225先物ではどれだけの人が利益を上げているのか気になるところ。

 ミニならば、損した場合のリスクもミニにとどまるはずだが、どんなものだろう。現物取引なら、銘柄選定に悩んだり、情報を集めるのが大変だったりするが、日経225は指数だから1つ。銘柄選びの心配はない。日本の先物市場の成熟のためにはまずはめでたい。

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