人と防災未来センター

 兵庫県立美術館のすぐ近くにあるのが阪神・淡路大震災記念「人と防災未来センター」(神戸市中央区脇浜海岸通1-5-1)。「防災未来館」と「ひと未来館」の2館で構成されており、この日は防災未来館だけのぞいた。

 圧巻なのは「1.17シアター」。地震発生により崩壊していくビルや高速道路などの様子が迫力のある大型映像で映し出される。すさまじい地震の破壊力にはただ圧倒され、モノを言えない。次いで「大震災ホール」で復旧・復興に至るまちと人の姿をドキュメンタリー映像で伝えられる。

 「震災からの復興をたどるコーナー」や「震災の記録をのこすコーナー」、さらには実験やゲームを通じて、災害・防災に関する実践的な知識が身につくコーナーなども整備されている地震の博物館的存在だ。地震のエネルギーを示すのがマグニチュード(M)。

阪神・淡路大震災(1995.1.17)         M7.3
関東大震災(1923.9.1)              M7.9
北海道東方沖地震(1994.10.4)        M8.2
チリ沖地震(1960.5.24)             M9.5
十勝沖地震(1952.3.4)              M8.2

M6.0(M6の規模を1とする)             1倍
M6.3                           3倍
M7.0                          32倍
M7.3                          89倍
M8.0                        1024倍

 日本は世界で地震が多い地域。国土面積では世界の0.3%だが、1996~2005年に世界で起きたM6.0以上の地震の20.8%は日本で発生していることを学習した。

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