超「超」整理法
野口悠紀雄著『超「超」整理法』(講談社)を読んだ。情報整理に関する著者のあくなき追及の成果を開陳したものだ。情報社会を生き抜くための情報整理やそれを基にした知的生産は現代人にとって永遠の課題である。
今や「検索」が知のスタイルを変え、「検索」を制したものが知を制する時代。この「検索」をいかに使いこなすで、情報社会の格差が生じるという。情報を「整理」する必要はなくなったのだという。知的生産技術も生まれ変わった。
検索技術で飛躍的な巨大企業となった「グーグル」がそのチャンピオン的な存在だ。情報は行動のタネである。その情報をいかに活用するかはひとえに検索力に掛かっている。となれば、この検索力を磨くしかあるまい。