紅葉のメカニズム

通勤途上でパシャリ

 

最寄駅までゆっくり歩くのでどうしても20分ほどかかる。梅や桜などの季節はへたすれば30分もかかってしまう。そんなに余裕があるわけではないのに、美しいものや珍しいものを見つけると、立ち止まってじっくり眺めたくなるのは正常な好奇心のなせる技だ。

紅葉が楽しめる晩秋だ。今朝もいつものにように小島米店で昼食用のおにぎりを買ったあと、信号待ちをしていたところ、何気なく街路樹のハナミズキを眺めたら、紅葉している葉と緑の葉がまだらになっているのに気付いた。一気に紅葉すれば、気づくことがないのかもしれない。今秋の冷え込みは弱いので、紅葉するまでに時間がかかっており、一部の葉が取り残されているのかもしれない。

そんなことを考えていると、俄然、「紅葉のメカニズム」が気になってきた。「秋が深まり、朝晩の冷え込みが厳しくなると、葉の付け根に水分や養分が詰まって、層ができます(離層)。そうすると、葉に合成された糖分がどんどん蓄積され、この糖分から赤い色素アントシアンが新たに合成されます。一方、緑色のクロロフィルはどんどん分解されてしまいます。結果として、緑色の色素がなくなり、赤い色素が増えるのです」(Metabolome.jp)という。

ヤマボウシの紅葉

ハナミズキの派手な紅葉も悪くはないが、個人的には慎ましやかな「ヤマボウシ」の紅葉が気に入っている。小さな木なのにしっかり紅葉するのだ。

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