無線モバイルルーターを買う

無線モバイルルーター「URoad-9000」

 

今やモバイル電子機器を複数台持って、状況に応じて使い分けるのは常識。パソコン1台のときは何も考える必要がなかったが、やれスマートフォンやipadなどのタブレット端末、携帯ゲーム機、音楽プレーヤーなど新機器が続々登場してくると、同時に接続したくなるのは当然のことだ。

これらメーカーの異なる電子機器を無線LAN接続するためにはルーター(中継機器)を使う。このルーターをアクセスポイントにして、機器同士をネットワーク接続させる。固定設置型は自宅に、外出時に接続する場合は、持ち運びできるモバイルルーターを使う。このモバイルルーターさえあれば、どこででもインターネットに接続できる優れものだ。

これまではモバイルルーター「URoad-7000」(シンセイコーポレーション製)を使ってモバイルPCとipod touch(アップル社製、iphoneから通話機能を外したもの)を使用してきたが、元々バッテリーの持ちが5時間と短い上、古くなるともっと短くなり、最近では30分も使うと電池切れを起こしていた。どうしたものかと思案しつつ、行きつけのビックカメラ新宿西口店のPCコーナーをウロウロしていたら、店員に話し掛けられた。

その結果、購入したのが無線モバイルルーター「URoad-9000」。バッテリーが2つで、大容量バッテリー装着時の持ち時間は約7時間。標準型バッテリーも付いており、こちらは約3.5時間。酷使しない限り、大容量バッテリーを装着しておけば、普通なら朝、フル充電しておけば、夜までもつ。おかげで、バッテリー切れを心配しなくて済む分、使い勝手が格段に良くなった。「URoad-SS10」というもっと小型・軽量タイプも出ている。

それにしても、電子機器の世界は日進月歩。よほど気を付けてないと、あっという間に使用機器が陳腐化してしまうのだ。それでも、機器の性能が日増しに向上するのは技術の進歩だからまだ分かるが、問題は契約自体が陳腐化してしまうことだ。

最近は1年契約や2年契約で顧客を縛る代わりに低料金でサービスする契約体系が一般的。長期契約に縛られているうちに、次から次へと最新機器が登場してくる。しかし、解約手数料が発生するから、すぐに解約できない。ディレンマだ。

契約というのは長期に結ぶのが最も安定的かつ安全で、信頼もできると思っていた。そう思い込んでいた。しかし、今はどうやらそうではなくなった。少なくても、電子機器の契約の世界はそのようだ。3年前、モバイルPC「レッツノート」を買って内蔵のWimax(超高速通信)を月額4480円払って喜んでいたら、いつの間にか1年間契約の定額サービス(パスポート)ができていた。知らなかった。契約先から連絡もなかった。

「今や契約は適当なところで解約し、新規契約を結びながら、より魅力のある商品・契約に切り替えていくのが賢いやり方ですよ、お客さん。あんまり、契約に拘っていると損しますよ。途中解約は解約手数料を取られますが、同時に量販店はキャンペーンもやっているので、相殺しながら切り替えていくのが普通のやり方です」と店員氏。

「契約というのはしっかり順守するものだ」という固定観念に捕らわれている私にとって、そんなに簡単かつ軽々に契約を解除するなんてとんでもない、とつい思ってしまう。そんな時代には付いていけません。

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