大飯原発を海上から見る

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帰路に立ち寄りを予定していたのは関西電力大飯原子力発電所(福井県大飯郡おおい町大島1字吉見1番地1)。大飯高浜ICで舞鶴若狭自動車道を下り、10分ほど県道を走ると海沿いを通る国道27号にぶつかる。おおい町情報交差点ぽーたるで若干の情報を仕入れたのち、青戸の大橋をわたって原発の立地する大島半島に渡った。

事前調査は何もしなかった。行き当たりばったりだった。丹波の実家がインターネット環境がないこともあって調べられなかった。調べようともしなかった。27号は夏場ときたま通って、海で少し泳いだこともあるが、舞鶴道が小浜西まで延伸した結果、逆に意識からも外れた。

今回、立ち寄ろうとしたのも国内の全原発が停止し、おおい原発が再稼働第1号になって関心を集めたからだ。原発問題はもちろん、大いに関心を持っていた。大きな話題になっているおおい原発が近くにある以上、近づけないのは承知の上、どんなものか、雰囲気だけでも知りたかった。野次馬根性だろう。

原発はタツノオトシゴのような形をした大島半島の突端にあった。青戸の大橋を渡ると、すぐに警察の検問があった。どこにいくか聞かれ、発電所の近くにあるPR館「エルパークおおい」の名前を告げたら、あっさり通してくれた。

塩浜海水浴場

停泊中のいか釣り船

 

しかし、PR館への道は警察が厳重に警備。さらに「臨時休館」中で、行き着けなかった。仕方なく、海辺に出ると、そこは塩浜海水浴場だった。近くには民宿や釣り宿が並び、釣り船もそこかしこに停泊していた。日本国中、どこにでもあるような海岸沿いの風景だった。

陸路からのアクセスを断念し、青戸の大橋を引き返し、27号を流していると、海べりに、「福井県こども家族館」(体験型大型児童館)「エルガイアおおい」(エネルギーと地球の未来を学ぶ関西電力のPR館)「ホテルうみんぴあ」(リゾートホテル)が整備されていた。

このうち、こども家族館を見学したあと、ホテルうみんぴあをのぞいた。岸壁をみたら、観光船乗り場があった。若狭湾を50分で駆け巡る周遊コース図を眺めると原発PR館辺りまで行っているので、券売所で聞くと、「船から全景がみられますよ」。

原発を拝むには陸上からは無理で、海側からしかないなと思いつつも、釣り船をチャーターするのも大変だと半ば、原発拝顔を断念していたので飛び付いた。しかも通常料金1400円を5割引きの700円だというから、嬉しくなった。

観光船乗り場を後にして

 

青戸の大橋(1973年架橋、橋長743m)に向かう

 

タコフェリーから見上げた明石海峡大橋を思い出した

 

原発PR館「エルパークおおい」

 

姿を現し始めた大飯原発

 

遂に全景を捉えた

 

この遊覧船「若狭」(17トン、最高速力22ノット)に乗った

 

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