横浜港クルーズ

「85年分のありがとう」ポスターで埋まる渋谷駅

「85年分のありがとう」ポスターで埋まる渋谷駅

 

久しぶりに横浜に行った。渋谷駅で東京メトロ半蔵門線から東急東横線に乗り換えたらホームのあちこちに「85年分のありがとう」ポスターが張られていた。普段この駅を使わないので分からなかったが、このホームは15日の最終電車を最後にもう使用されなくなるのだという。

16日からは東急東横線と東京メトロ副都心線が相互直通運転を開始するに伴い、駅が地上から地下にもぐるのだ。この場所にはどうやら将来的にはJR埼京線ホームが移ってくるらしいが、少なくてもこのホームの役割は15日で終わり。

東京から横浜に行く場合はJR東海道線よりもこの東横線を使うことのほうが多かった。4本の電車が入る「頭端式ホーム」とかまぼこ形の屋根が特徴のこの駅は外に開放されており、風が吹き込んでくる。さわやかな日もある一方、冷たい風雨が吹き込んでくる日もある。自然と一体化した駅というのは大都会では珍しくなった。

ターミナル駅はその駅を使う人たちにとっては空気みたなものだ。85年間もその空気を提供してきた。いつまでも永遠にそれが続くように思っていても、最後は必ずやってくる。人生のように。

 

リニューアルした赤煉瓦倉庫

リニューアルした赤煉瓦倉庫

 

赤レンガ倉庫は新港埠頭の上屋施設として明治末期に着工、1号倉庫(右)は1913年(大正2)竣工、2号倉庫は1911年(明治44年)竣工した。倉庫には葉タバコ、羊毛、洋酒、食料品、光学器械等の輸入品の保管場所として使用された。人や物、文化の交流拠点として大勢の人が出入りし、賑わいの中心を担ったという。

しかし、時代は変わる。第二次世界大戦後は米軍に接収され、港湾司令部として使用された後も倉庫として利用されてきたが、港としての役割は本牧埠頭などに移ったことに伴い、取引量も激減し、1989年には用途廃止となり、倉庫としての役割に終止符を打った。

それが蘇ったのが2002年4月。横浜市が再生し、「港の賑わいと文化を創造する空間」として、新たな文化・商業施設としてのオープンしたからだ。横浜の新しいシンボル的存在らしい。

 

富士山に夕日が沈む

富士山に夕日が沈む

 

横浜大桟橋からレストラン船「ロイヤルウイング」に乗る。約2時間のディナークルーズだ。横浜ベイブリッジを通過して戻るコース。やはり一番の見所は夕陽に染まった富士山だろう。

 

港ヨコハマの夜景は美しい

港ヨコハマの夜景は美しい

 

横浜港は神戸港ととてもよく似ている。タワーがあるところ、観覧車があるところ。食事を終えて甲板に出ると、空気が澄み切って夜景が一段と美しい。昼間はぽかぽか陽気だったが、夜ともなると流石に風が強く、空気も冷たい。

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