「発明は必要の母」
カシオ計算機を創業したのは樫尾4兄弟だということは有名だ。4人とも個性が違っていて、兄弟が助け合って今のカシオを作りだした。
その長男が樫尾俊雄氏で、カシオの製品はすべて彼が考え出した。「私はもとを考えるだけ。作ることは全く苦手だった」と本人は生前語っている。同社では研究開発本部長、代表取締役会長を務めた。
樫尾俊雄氏は2012年5月に87歳で死去。生前住んでいた自宅を現在、樫尾俊雄発明記念館(東京都世田谷区成城4-19-10)として一般に無料公開している。