『アメリカ・メディア・ウォーズ』
書名:『アメリカ・メディア・ウォーズ』(ジャーナリズムの現在地)
著者:大治朋子(おおじ・ともこ)毎日新聞記者
出版社:講談社現代新書(2013年9月20日第一刷発行)
インターネットの到来で、メディアの世界は激変に見舞われている。とりわけ、日本のメディアにとって先行した形で問題が進行している米メディアの実情を米駐在の記者が取材した記録をまとめたのが本書だ。
アメリカのジャーナリストたちが直面する問題とどう格闘し、挫折し、あるいは克服しようとしているのかを最前線で取材し、記録した。その中で、著者は「自分の信じる道を好きなように進みたい」と願うアメリカのジャーナリストと、安定志向の強い日本人ジャーナリストとの違いに気付く。