手術日の朝
手術当日。いよいよ運命の日がやってきた。時間は休まない。働き者だ。3時間後には確実に手術台の上に乗っていると思うと、何とも不思議な気分になる。
「若い時も波瀾万丈だが、老後は老後で大変である。人生上の問題は事実上決着が付いたが、自分の体の上の問題が生じてくるからだ。それまでの人生で酷使してきた体が少しずつ壊れ始めている。医学の力で、進行を減速させているが、医学の力にも限度がある」(自分ノートから)
「次にこのノートを書くのはいつのことになるのだろうか。術後にはとてもそんな体力も気力もないだろう。分からない。『成り行きを決然と生きる』ということか」(同)
流石、入院中はブログを続けられなかった。当時のメモを頼りに、自分のために書ける部分だけを書いておくことにした。二期手術で入院し、時間の合間に記録しておきたい。今回も手術するので、日誌の再現は中途半端になるかもしれないが(2015年1月15日、@病院)。