久留米チャンポン「水明亭」

これがうわさの「久留米チャンポン」か

これがうわさの「久留米チャンポン」か

 

他にもメンチカツ定食や揚げギョーザ定食も

他にもメンチカツ定食や揚げギョーザ定食も

 

建物は何とも昭和レトロ風な・・・

建物は何とも昭和レトロ風な・・・

 

月曜日は基本的にオフ。しかし、どういうわけか10時に歯医者の予約が入っていた。神田まで行く。終わったら11時過ぎだった。手帳には「世界的著名作家による写真展『Fashion Nude』」(Art Gallery M84)をのぞいたあと、午後1時からは日本記者クラブの会見に出席する予定を入れていた。

しかし、とにかく鞄が重い。PCまで入れて、どこかで仕事をするつもりだった。それに、どうにも眠くで、体も重くて、今にも道ばたにへたり込みそうになった。銀座で下りたものの、ギャラリーを見つけられず、疲労が倍加した。

結局、どちらも消極的にキャンセルし、新宿に向かった。青山一丁目で地下鉄大江戸線の電車を待っていると、次の駅名の「国立競技場前」が目に入った。

連想的に浮かんだのがこの「水明亭」(新宿区霞ヶ丘町)だった。「久留米チャンポン」の看板を掲げた、神宮外苑の変な場所に立地する、不思議な店。国立競技場前駅A1出口から徒歩30秒。神宮外苑アイススケート場の隣というか、国立競技場(改築のため閉鎖中)の前というか、首都高4号新宿線の裏手というか、とにかくこんなところに、こんな建物が・・・という妙な感じに襲われるのは私だけではないだろう。

能書きが長すぎた。要は食堂だ。老舗の食堂だ。売り物は久留米チャンポン。「昆布とかつおだしのヘルシー」なチャンポン。食べ慣れている長崎チャンポンとかなり味が違う。東京風あっさり醤油味スープはこれでなかなかいけるのだ。

店内は昔ながらの事務用テーブルが並べられ、イスはすべてパイプ椅子。結構広いが、だだっ広い。高級感は皆無。壁には著名人というか、恐らく神宮で名をはせた有名運動選手のサイン入り色紙がびっしりと貼られていた。

「不思議な店だね」と店員のおばさんに聞いたら、「3時間しか営業しないということで有名になっているらしいんです」。ランチタイムの営業は11~14時。どうも今は要望に応えて夜間営業を始めたらしい。こんな不思議な店がまだ生存できる東京は面白い。

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