The Adirondack Cafe

 

カウンターの中はこんな感じ

カウンターの中はこんな感じ

 

東京ビッグサイトには3時間ほどいた。10社ほど回った。それ以上は疲れて無理だった。午後2時すぎゆりかもめに乗って新橋まで戻った。小雨が降り出した。遅くなるにつれて降りが激しくなると予報が告げていた。

内幸町から地下鉄で新宿に出て、スポーツクラブで少し運動して帰るつもりだった。しかし、たまたまホームで昔の社僚にばったり会い、神保町でお茶を飲むことになった。疲れた体を少し休めたかった。

神保町はいつも乗り継ぎ駅として使っているものの、改札口を出たことはこの2年間一度しかなかった。学生街の喫茶店と古本屋の町だが、どちらもどうしてもここでないとダメだということもなかった。

 

コーヒーとあんパンを食べた

コーヒーを飲み、あんパンを食べた

 

    せっかく来たのでNY仕込みの特製「アディロンダックバーガー」に食らいついた

せっかく来たのでNY仕込みの特製「アディロンダックバーガー」に食らいついた

 

社僚に連れてこられたのが「The Adirondack   Cafe」。パチンコ屋「人生劇場」の対面にあった。ジャズの店だ。火曜と土曜にはLive演奏もやる。奥にピアノもあって、とにかく観客との距離が近い。

学生時代、西荻窪に住んでいたとき、吉祥寺の「ファンキー」には通い詰めた。うつむいて、ジャズを聴きながら、黙って一人で本を読んだ。私語厳禁だった。昔のジャズ喫茶はそれが普通だった。

この店はどうもそうではなさそう。店を切り盛りしているマスターと奥さんが話し好きのようだ。音楽も大切だが、客同士や客とスタッフとの会話も大事にしているという。時代は変わる。ジャズ喫茶も変わる。人も変わる。

店名の由来はNY州北部に広がる緩やかなな山地「Adirondack Mountains」(the Adirondacks)。最高峰はマーシー山(標高1629m)。リゾート地域で、中心は1932、1980年冬季五輪開催地のレークプラシッド。山地のほぼ全域が全米最大の自然公園になっている。

マスター夫婦はNY州に20年ほど住み、キャンプで行った同地が気に入り、それを店の名前にしたという。店を始めて7年。その前はレコード屋をやっていたという。NY州には住んだことがないが、このカフェはどうも居心地が良さそうだ。

 

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