『花咲くころ』

 

 

岩波ホール創立50周年記念作品第1弾

 

岩波ホール(千代田区神田神保町)が創立50周年記念作品を迎えた。2月から記念作品の上映が始まるが、「花咲くころ」は第1弾。

ジョージア(グルジア)は1991年にソ連から独立を果たすが、ガムサフルディア初代大統領と反大統領派の対立が激化し、内戦となる。舞台は市街地のきな臭さが残る1992年春の首都トビリシ。新たな紛争の不安が漂う中で14歳の少女2人が成長する姿を描く。

市民が対立した内戦は、人々に大きな禍根を残したが、社会に不安がたちこめていても、2人の少女は強い絆で結ばれ、春の日差しのようにのびやかだ。愛の歌を歌い、驟雨のなかを駆け抜ける彼女たちの日々はしずみずしく美しい。

「父親が不在のエカは母親と姉の干渉に反発を感じている。親友のナティアの家庭はアル中の父親のためにすさんでいた。生活物資は不足しがちで配給には行列ができているが、2人にとっては楽しいおしゃべりの時間だった。ナティアは2人の少年から好意を寄せられている。ある日、ナティアはその1人ラドから弾丸が入った銃を贈られた・・・」(Story)

2013年製作。ジョージア・ドイツ・フランス合作。

岩波ホールの岩波律子支配人と企画広報担当の原田健秀さん

 

 

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