【散歩】春を探して融雪の趣薫る三宝寺池でカワセミを見る=足を延ばして田柄梅園ではロウバイ見物

「亜子の梅」が今年も咲きました

 

■春を探して・・・

 

今年もいつの間にか2月。1年12カ月のうち1カ月が終わってしまった。時のたつのは早いものだとつい愚痴ってしまう。しかしそんなことを愚痴っていてもどうにもならない。時間というのは愚痴をこぼしているうちにも過ぎ去るものだ。

やはり大事なのは行動である。ただ今はコロナウイルスの第6波がまん延している最中でもある。パンデミックの最中だ。1日当たり2万人近い人が発症している。行動も難しい。ひたすら「巣ごもり」に徹するしかないのかもしれない。

ところが人間は天邪鬼でもある。季節も2月だ。春を探しに出掛けたい気持ちを抑えられない。しかも日差しがあれば、風は少しあるものの、それなりに暖かい。たまの外出も許されよう。

 

支障がありそうな右側部分の枝はすっかり切り払われた

 

■昨夜は雪だった

 

きちんと散歩に出るのは1カ月ぶりのような気がする。久しぶりに石神井公園そばのそば屋「なかにしき」に行くことにした。例によって石神井川添いの遊歩道を歩く。西武池袋線練馬高野台駅までは約2キロ弱の道のりだ。道沿いにはサクラがたくさん植えてある。

遊歩道に入ってすぐに1本のサクラに「サクラ支障枝剪定のお知らせ」が巻き付けてあった。川の両サイドにはソメイヨシノがたくさん植わっており、サクラの咲く頃には見事な景観になる。

これらのサクラもあちらこちらに枝を伸ばし、たまには歩く人の邪魔になることもあるが、そんな感じではなさそう。放っておいても構わないようにも思えるが、行政というのはどうもそんな考えかたはしないものらしい。

電線、街路灯に接触している枝や民有地に越境している枝、さらには枯れ枝も除去しなければならないようだ。誰から文句を言われないとも限らないからだ。

 

積雪10センチほどか

 

■ジムも2週間自主封印

 

昨日は午前中から東京でも小雪が舞っていた。自宅で朝刊読みと英語の勉強をこなし、午後2時30分家を出た。ジムに行く。大江戸線光が丘駅までは歩き、そこから新宿駅までの25分間は地下鉄に乗る。ジムは駅から歩いても5分と近い。

この1時間弱という距離感が何とも絶妙なのだ。今はまだ自力で歩ける。このことがひどく嬉しい。やがてこれも難しくなるだろう。場合によっては明日かもしれない。いつその日がやってくるとも限らない。

無駄と言えば無駄だが、しかし自分にはこの時間が結構貴重だ。まず自宅から駅ま20分ほどは歩く。これが運動になる。毎日1万歩などとノルマを決めているわけではないが、やはり歩くと(運動すると)体の切れがよくなるのだ。電車に乗ると、スマホでニュースをチェックをしたり、読みさしの本を読む。これも心地よい。

ジムの場合は新宿だが、日本記者クラブで行われる記者会見に出席する場合は新宿でさらに都営新宿線に乗り換えて神保町まで出、ここで都営三田線に乗り換え内幸町まで行く。会見の時間帯にもよるが、会見(頭)とジム(体)の組み合わせは精神衛生上よろしい。気にいっている。

オミクロン型はそれほど重症化しないとはいうものの、高齢者で基礎疾患を持っているとなれば、警戒するしかないのだ。警戒するのを強要されるわけだ。感染者が2万人近く出ているのなら仕方がないのかもしれない。

それにしてもジムは人が結構来ていた。それも高齢者が多い。平日だし、それも午後3時すぎであるから当然と言えば当然だが、自分を抜きにして「ジムに来ている人たちはどういう神経の持ち主だろう」とつい思ってしまう。

気にしない人というのはそんなものだろうとも思う。それとも彼らは3回目の接種を終えた人たちなのだろうか。3回目の接種をしてもかかる人はかかる。

私は2月6日が3回目の接種日だった。3回目を終えたまではやはりジム行を封印した。仕方がなかった。夜少し積もった道をよたよたしながら20分ほど歩いた。冷たかった。

 

カモたちも昨夜はさぞ寒かったろうに!

 

颯爽と歩くコサギ

 

ひと晩明けるとこんないい天気になった

 

最近至る所で目にするような・・・

 

これはスイセン

こちらは・・・・

 

■約50棟の「都営南田中アパート」群

 

練馬高野台駅から石神井公園までは「都営南田中アパート」の脇を通る。このアパートの庭がわが家なんかの庭と比べても広く、住民によって植えている植物も違っている。この季節だとそんなに多くはないが、これから春本番にかけてもっといろんな花を見られるだろう。

実はその花を垣根越しにのぞき見るのが散歩人のここ数年の楽しみでもある。南田中アパートは昭和41年(1966)から昭和59年(1984)までに建てられた約50棟の住宅団地。練馬区内でも最大規模である。

築30年以上の古い団地の住民が高齢化で空き家になるにつれて外国人世帯(中国人)が入り込む構図は首都圏でも多くあるといわれる。埼玉県川口市の芝園団地や千葉県船橋市の行田団地、大阪府門真市の門真団地などが有名だという。

 

とろろせいろ+小天丼

 

■なかやしきでとろろせいろ

 

やってきました。ご存じ「なかやしき」。とろろが大好きで、この日はとろろせいろを頼んだ。卵白でふわっと仕上げたとろろに卵黄を入れて、薬味とネギを注ぎ、最後に28蕎麦を投入する。つるりと口に入ると実においしい。

本当ならホタルイカの沖漬けを食べながらクラフトビールを飲みたいところだが、東京都はコロナ対策でまん延防止措置等重点措置発動中。お酒は御法度だった。

天丼はかき上げ、イカ、エビの3点がご飯の上に乗っていた。何と美味なのだろう。天ぷら屋で食べているのと全く同じ味だ。何の植物油を使っているのだろうか。

 

カワセミ目撃!!(三宝寺池)

 

水中にダイブして場所を変えて(三宝寺池)

 

カワセミ(三宝寺池)

 

■生まれて初めてカワセミを目撃!

 

告白すると、カワセミを見たのは生まれて初めて。スズメを一回り大きくしたような鳥だ。「サントリーの愛鳥活動」によると、「カワセミは全長17センチ。くちばしは体の割りに長い、魚取りに優れた鳥」だという。

日本では全国にすんでおり、巣は土崖に横穴を掘ってつくるとか。池や川など淡水域の水辺で餌をとるのが普通。渓流や池沼などを見下ろす木の枝に静かにとまっていて、水中の獲物をとったり、水面をかすめて一直線に速く飛んだりする。

その瞬間を目撃したが、びっくりした。羽色が鮮やかで、ヒスイのような体色から、「飛ぶ宝石」ともいわれ、注目度も高い。それにしてもこんな美しい鳥だとは思わなかった。見たいとは思っていたものの、見れるわけでもない。そんな偶然が来るとは思わなかった。

とにかく偶然とはいえ、カワセミとの遭遇は嬉しい機会だった。せっかくなのでちょっとピンボケの写真を記念にアップしていきたい。

 

冬景色(三宝寺池)

 

同上

 

■絵は難しい

 

昨夜はかなりの雪が降った。1日たってまだ残っている雪が解け切らない状態が続いているようだ。かなり寒いはずだ。その状況が見事な融雪の冬景色を見せている。絵を描く人たちにとってはいい素材になるだろう。

絵は全てを描かないという。隠れた部分を想像するのが絵画だという。だから写真とは違うのだともいう。絵を描くのは難しい。私はむしろ文章を書いているほうが楽だ。文章を書いていたい。

 

明石潟(あかしがた)

 

肥後紅葉狩(ひごもみじがり)

 

唐錦(からにしき)

 

絞万葉(しぼりまんよう)

 

■ツバキ園

 

翌12日(土)も練馬区立ツバキ園と田柄梅園公園に散歩した。既に咲いているツバキを愛でるとともにロウバイを鑑賞した。

 

ロウバイ満開!

 

ボケ

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