ウクライナで戦争が始まる中、「練馬光が丘病院」が10月中旬開院予定

完成間近の練馬光が丘病院

 

■本格的な「ウクライナ戦争」が始まった

 

ロシアがウクライナに戦争を仕掛けている。本格的な戦争は1990年の冷戦終了後初めてだ。ロシアのプーチン大統領は情報機関トップ出身者らしく用意周到に準備し、侵攻を決断した。

どういう理由があるにせよ、確信に基づいた領土を奪う戦争行為である。冷戦が終わって、もう戦争はないと思っていたが、どっこい20世紀に戻ったような感覚で新冷戦が始まった。

実際にロケットが発射され、ミサイルが飛んでいる。ロケットやミサイルの目標先には生身の人間がいる。死傷者が出ないわけがない。死傷者が出ることを想定している。

実際に戦争が始まった以上、誰がロシア軍を止めるのか。プーチン大統領は怒っている。西側世界に怒っている。歯を剥いて怒りまくっている。確信に基づいて攻撃している。

米国は直接ウクライナを支援しないと明言している。側面的に支援するばかりだ。米欧は国際的な資金決済網の国際銀行間通信協会(SWIFT)からロシアを排除する方向で動いている。排除が実現すれば、ロシアの最大約300ある銀行が海外との資金決済から締め出されて打撃は大きい。

SWIFTからの排除は制裁の効果を飛躍的に高める半面、ロシアから天然ガスなどを輸入している海外の買い手にも痛手になる。ガスなどの決済ができなければ輸出入は止まり資源価格の高騰に一段と拍車がかかるためだ。

ロシア対西側諸国の対立は誰も望んでいない実際の戦争を現実のものとした。世界はどこに行くのだろうか。平和な時代は終わったのだろうか。それにしてもロシアは何という国か。

ロシアというよりはむしろプーチン大統領の異常性が問題だ。誰がプーチンを止めるのか。核兵器を保有するロシアに米国が核兵器で対抗すれば、果たして世界はどうなるか。制限のない戦争が始まろうとしている。

 

 

完成イメージ

 

■新病院の病床は450床を確保

 

練馬光が丘病院(光が丘2-11-1)が近くの光が丘第4中学校の跡地に建設中だ。久しぶりに確認に行ったら今年10月中旬に開院予定だとのこと。現病院が老朽化したためで、2020年から着工していた。

新病院は7階建て延べ約3万6000平方メートルの規模。急性期医療、回復期リハビリテーション、地域包括ケアなどが入り、450床を確保する。140台収容の駐車場も配置される。整備費は185億~187億円を見込んでいる。

地域医療振興協会(東京都千代田区)が運営し、事業費の半分は練馬区が補助する。現病院は地下1階地上7階建て延べ1万7394平方メートルで342床。延べ面積が倍になり、病床も約100床増える。

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