【軽井沢】たまには少し足を伸ばして東御市の「湯の丸高原」に=3時間の「池の平湿原」木道トレッキングで高山植物の「コマクサ」を初めて見る

 

生けられていた野草

 

■今年も軽井沢へ避暑に

 

今年も軽井沢の友人の別荘に行った。友人夫婦は普段は名古屋住まいで、仕事の合間にやってくる。彼らもその仕事に大体ケリを付け、かなり自由に軽井沢に滞在できるようになった。

友人夫婦の子どもは東京に1人、茨城県つくば市に1人の2人。こども達がやってくるときはこちらも当然外すのだが、別荘の建った2年前は2回、昨年は3回お邪魔した。大体3泊4日だ。

友人達も軽井沢生活はどちらかと言うと初心者。地元の開拓もそんなではない。こちらは全くのアウェイ。彼らが行ってみたい店を開拓し、2人で行くよりも4人で行った方が面白そうだと思えば我々が軽井沢に行った際に「あそこへ行こう」と誘ってくれるのだ。

軽井沢の習熟度は少しずつ上がっていく。最初は月1回プリンスホテルで開催されるワイン倶楽部を目指していたが、最近は同じ場所同じテーマも少しあきてきて別のものを耕しつつある。

今回は日程が合わずワイン倶楽部は断念。その代わりに友人から提案のあったのは「京料理桂乃茶や澤田」。軽井沢の一角に建つ空間に立地するという。そんな場所で美味な和食を味わうのも風流かもしれない

 

 

 

■池の平湿原を木道ハイク

 

今回現地に滞在したのは8月4日(金)~8日(火)の4泊5日。東京と軽井沢は車で行っても130キロ、せいぜい2時間だ。近すぎて物足りないくらいだが、温度差は7~8度はある。

軽井沢の平均標高は1000m。群馬県から長野県に入った入口に位置する。群馬県側から碓氷峠(うすいとうげ)を越えて長野県に入る。峠の下にある群馬県「横川駅」の標高は約380m。軽井沢との標高差は600m以上だ。この標高差が軽井沢を国内でも名だたる避暑地にした。とにかく涼しいのである。

軽井沢から隣の小諸市には2000mエリアに高峰高原が広がっている。さらにその西方に広がっているのが湯の丸高原だ。

湯の丸高原は浅間連峰の西側に位置し、その名の通り、丸く穏やかな表情の峰々と、爽やかな亜高山帯の気候が織りなす一帯で、「花高原」と呼ばれる地帯だ。周辺の山々は比較的登りやすい山容で、雨の少ない安定した気候と抜群の眺望から人気が出ているという。

われわれ4人はまだ気持ちは若いと思っているものの、70代の高齢者。車を池の平駐車場(有料)に駐め、池の平インフォメーションセンター(東御市、2061m)を拠点に池の平湿原の遊歩道を3時間弱トレッキングした。

池の平湿原は標高2000m。数十年前の三方ヶ峰火山の火口原に広がる湿原だ。昼夜の気温差、年間の気温差がとても大きく、特色ある気候条件にあるため、里山に生息する動植物から、本来なら3000m級山岳地帯に見られるような高山性の動植物までがこの一帯に生息している。文字通り高山植物の宝庫といわれている。

 

天候も穏やかで木道ハイクも楽しい

 

一時的にあやしい雲が近づいてきたが・・

 

 

コマクサを見つけた

 

コマクサを見つけた

 

■高山植物の女王・コマクサ

 

高山に可憐に咲くコマクサは、「高山植物の女王」と呼ばれる。見頃は7~8月。雲上の丘近くの砂地に生えていた。そろそろ花期も終わりに近づいたようで、色も薄かった。

山と渓谷オンラインによると、「漢字では駒草。駒とは馬のことで、花が細く馬のようだ、ということで名付けられた」という。

「コマクサは寒さ、強風、乾燥など、環境の厳しい高山帯でも特に厳しく、ほかの高山植物が生えることができないような稜線の砂礫地を好んで生える、孤高の花である」

「この環境に耐えられるよう、地上部は小さくても、地下に茎や根を長く伸ばしている。草丈10cm程度の小さなコマクサからは想像がつかないが、地下では1m以上に伸びていることもあるようだ」らしい。

どの世界にもプロという人がいるようだ。フリーカメラマンとして活動している高橋修氏の写真は何度見てもあきない。

 

 

雲上の丘(2110m)

 

池の平湿原の鏡池を眺める

 

これ何だろう?

 

ちょっとした山道も

 

枯れ木も

 

歩きやすい道も

 

ノアザミ

 

ワレモコウ

 

 

 

 

ノアザミ

 

 

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