『播磨屋本店』が「東京銀座店」オープン

 

左から上方風江戸堅焼「柚子せんべい」、おこげおにぎりの味「助次郎」、丹波黒大豆ぎっしり「御やきもち」

 

日本一おかき処「播磨屋本店」(兵庫県豊岡市)が10月10日、「東京銀座本店」をオープンした。米菓であるおかき・せんべいでは日本一と自負しているだけあって、なかなか味わいの深い商品を全国に送り出している。販売方法も卸経由ではなく、通信販売と直営店による消費者直接販売が中心で、他のメーカーとは一味も二味も違うユニークな企業だ。

元々は、「豊臣秀吉が開発した生野銀山で有名な兵庫県生野町で、 幕末の文久年間(1860年ごろ)に、初代播磨屋助次郎が始めた油屋(灯明油の販売)がルーツ」(同社HP)。昭和23年(1948)に菓子製造業に転換し、昭和46年(1971)から、おかき・せんべいの専業メーカーになったという。

初めて存在を知ったのは神戸店。面白い店があるなと思った。特に、創業の地・生野にある「生野総本店」は、写真で見る限り、茅葺き屋根の店作りで、極めて趣のある風情だ。神戸在勤中の訪問は叶わなかった。どうにかして、一度行ってみたい。東京では霞が関ビル近くに「霞が関店」があり、銀座は2店目。

社主は5代目播磨屋助次郎を名乗り、「環境問題の抜本的完全解決」をライフワークにしているとか。「日本一おかき処」を名乗るのは「売上高では当社より大きいメーカーがほかにもあるが、全国のおかき・せんべい製造メーカー約1000社の中で、規模や品質などのハード面と文化面や精神性などのソフト面の総合得点が圧倒的に日本一であると自負している」から、と堂々としている。

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