豊岩稲荷神社

  豊岩稲荷神社(宗教法人)
  御祭神 稲荷大神(宇気母智神=うけもちしん)
  例祭日 4月15日
  御由緒 当社は、江戸初期からこの地(中央区銀座7丁目8番15号)に火防神、縁結の神として信仰を集め、銀座7丁目会の守護神として篤い信仰を集めてきた。稲荷の神は、保食神(うけもちしん=宇気母智神)或は倉稲魂神(うずのみたましん)と称し、稲のみ魂又人間の生活に最も必要な食物を守護し給う神として伊勢神宮の外宮、京都の伏見稲荷大社始め、全国の稲荷の御祭神として、広く信仰されている。
                                          平成5年11月10日
                                          銀座7丁目町会

 そば所「よし田」銀座本店を出て数歩歩いた対面に立っているのが「豊岩稲荷神社」の所在を示す石柱。その脇のビルの側に狭い小路が延びていて、中に入っていくと、ちゃんと「豊岩稲荷神社」がありました。社の横の銅板に書いてあったのが上の由来だ。

 お稲荷さんの前を通ると素通りできない性質である。どうしても手を合わせたくなるのだ。田舎の家が夏は製糸工場(つまりお蚕さん)、冬は造り酒屋だったためか、座敷の前の前栽に小さいながら、お稲荷さんがあって、盆や正月にはいつもお供えをする習慣が付いているせいだろう。困ったときの神頼み。やはり、頼りたくなるのは人情である。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.