神戸コレクション

 日本最大のファッションイベント「神戸コレクション」を立ち上げたファッションプロデューサー、高田恵太郎氏の講演を聴いた。同氏は大手アパレルメーカーなど経て1989年神戸ファッションマートプロジェクトに参加。神戸からファッション情報の発信に努めてきた人物。

 現在、「神戸コレクション」の企画製作会社「アイグリッツ」代表取締役。2月には上海で「神戸コレクション」を開催するなどファッション界では注目されているようだ。「シニアベンチャー」とか「親父ベンチャー」とか言われているが、自分もその1つだという。

 「神戸コレクション」が成功した秘訣は①ターゲットの明確化②リアルクローズド③メディアミックスによる情報発信-の3つ。20代前半の女性にターゲットを絞り込み、そのシーズンの商品を売り込み、TV・雑誌・webサイト、携帯サイト、印刷物などの媒体を総動員して情報発信したこと。

 情報も「東京一極」集中の時代。いくら地方から発信しようとしても、なかなか全国に浸透しないのが現実だ。TVキー局、雑誌社もすべて東京集中だ。地方の情報発信力は低下。広くても関西ローカル。この辺はファッションに限るまい。地方の情報発信力をいかに高めるか、重大な問題だ。

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