兵庫県大型観光交流キャンペーン推進協議会設立総会

 兵庫県大型観光交流キャンペーン推進協議会の設立総会が18日午後、県公館で開催された。要は全国規模で観光客を兵庫県に呼び込み、交流人口を増やし、地域の活性化につなげようとの趣旨だ。

 JRグループが毎年、どこかしらの県を選んで実施している「デスティネーションキャンペーン」(2009年4-6月)とタイアップしながら実行に移すもので、08年5月から全国の旅行業者、出版関係者、マスコミ等を兵庫に招致し、観光資源、イベント、名産品等を紹介する全国宣伝販売促進会議を開催、同年10月からプレキャンペーンに入る。

 基本理念は①兵庫の多様な魅力を発信し、交流人口の増大を図る②訪れる方々が参加し、その魅力を満喫できる本物の観光地づくりを加速させる③県民総参加でのおもてなしを進める-の3点。

 兵庫県がこれまでこうした観光キャンペーンをやってこなかったことのほうが不思議。六甲山や有馬温泉、城崎温泉、甲子園などなど、観光資源があまりにも多過ぎて、特にキャンペーンの行わなくても観光客は集まってきたのが実態で、観光業界もそれに胡坐をかいていたのが実情だろう。

 今やどこの県も観光に必死。兵庫県も今頃になってやっと尻に火が点いたというのがどうも本当らしい。少子高齢社会への突入で、兵庫県でも人口減少はもう時間の問題。拱手座視していると衰退を余儀なくされる、というわけだ。

 この日、設立総会に集まった多種多様な業界関係者の顔ぶれを見て、正直、驚いた。実に色んな業界があるもんだ。本気を出して取り組めば、大きな成果を期待できるかもしれない。どれだけ本気を出せるかが勝負の分かれ目にちがいない。

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