神戸ムスリムモスク


 7月23日付の神戸新聞朝刊の地域ニュース面の「社寺巡礼」に「神戸ムスリムモスク」(神戸市中央区中山手通2)が紹介されていた。近くは何度も通っているはずなのに、その前だけはなぜか歩いていなかった。

 ランチの後、この目で確認に行く。「1935年にインド人を中心に、トルコ人やタタール人らのイスラム教徒(ムスリム)が資金を出し合って建てたという」(同紙)。市街地が焼け野原になった神戸大空襲(1945年3月17日未明)や阪神・淡路大震災(1995年1月17日未明)にも奇跡的に残った。日本に現存するモスクでは最も古いという。

 モスクの中に入ると、1階は赤じゅうたんが敷き詰められていた。内部は意外と狭く感じたが、実際はそうではないかもしれない。窓にはオレンジ色のステンドガラス、天井には大きなシャンデリア。よく晴れて外は暑いが、窓は開き放たれ涼しかった。

 あまりにも大きな寺院を見慣れているせいか、このモスクはむしろ適度な大きさで、周囲となぜかひどく溶け合っていた。それにしても、神戸というのはいろんなものが交じり合っている不思議な街だ。

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