手打ちうどん「ちとせ」@所沢市
友人の葬儀・告別式が埼玉県所沢市斎場で行われた。航空記念公園の近くだった。収骨まで参加したら、午後2時をとっくに過ぎていた。
故人はまだ60歳。現役のご主人を持つ主婦だった。友達思いの気さくな性格で、彼女を慕う友人の輪が幾つもできた。この日もロンドンで生活の一部を共有したわが家と別の家族、それに彼女と交友のある主婦の7人で彼女を偲んで昼食を供にした。
それが斎場からほど近い割烹「手打ちうどん千登勢」(埼玉県所沢市若松町)。なかなかの老舗のようで、市内に1万5000坪の農地を確保し、うどんに最適な「農林61号、農林26号」を完全無農薬で自家栽培し、自社の工場で製粉しているという。
無漂白のため、うどんな多少色黒だったが、コシが非常に強く、小麦独特の風味を生かしたおいしいうどんだった。デザートに食べたのが「そば大福」。こちらも美味でした。
埼玉県を中心とした武蔵野台地の土壌は関東ローム層。稲作より畑作に適した土壌で、小麦の栽培地が多い。その小麦を使ったうどん料理も盛んで、上里うどん、新座にんじんうどん、加須(かぞ)うどんなどが名高い。