Xmas Eve
「シュトーレン(stollen)」という乾果やナッツ類が入った細長く、堅めのドイツの菓子パンを食べた。家人の友人からいただいたという。ドイツでは「アドベント(クリスマス前の4週間)の期間に少しずつ食べながらクリスマスを待つ」(デジタル大辞泉)だという。
いろんな国のいろんな習慣や食べ物を次から次へと取り入れる日本人の貪欲な姿勢は評価すべきだが、そのうち自分がどこの国の人間なのか分からなくなってしまうのではないか。
もちろん、商魂たくましい商人が裏で仕掛けているのだろうが、節操がないと言えばない。キリスト教の精神を受け入れるのではなく、付随した周辺的な文化だけを都合良くいただく、文字通りの「良いとこ取り」。それが日本人かもしれない。
こちらは一応、純日本風。オーブンで焼くのはローストビーフだが、こちらは火にあぶる。焼けた肉の匂いが何とも言えない。
どういうわけか生ハムも登場した。パブリカに巻いてあるのが面白い。これはどこの料理でしょうか。
八百屋の店先で見つけた群馬産「ロマネスコ」。イタリア原産で、カリフラワーとブロッコリーを掛け合わせて作られたと言われるが、どうもこちらのほうが古いらしい。諸説あってはっきりしない。
食べてみると、食感もカリフラワーとブロッコリーの中間みたい。それなりにおいしいのです。これを取り入れて、さっそく国内で栽培している野菜農家はやはりすごい。
かなり前に買っておいたチリ産ワインを飲んだ。悪魔の蔵といわれるディアボロ。昔はワインの商品棚の中でも1300円くらいで安いほうだったが、円安の影響か、他の格安ワインが増えたせいか、割高感が強い。
ガスの出るビールは控えているが、ワインはそれほどでもない。日本酒も問題なさそう。手術前より酒量が増えそうな雲行きだ。