試写会「フロントランナー」

カテゴリー: 映画/テレビ/舞台

2019/01/15  23:56


 

 

作品名:フロントランナー
脚本:マット・バイ、ジェイ・カーソン、ジェイソン・ライトマン
監督:ジェイソン・ライトマン
原作:マット・バイ「All the Truth is out」
キャスト:ヒュー・ジャックマン(ゲイリー・ハート)
ヴェラ・ファーミガ(妻リー・ハート)
J・K・シモンズ(選挙参謀ビル・ディクソン)
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
2019年1月15日@ソニー・ピクチャーズ試写室(虎ノ門タワーズオフィス)
2月1日全国ロードショー

 

1988年のアメリカ大統領選挙。コロラド州選出の上院議員ゲイリー・ハートは46歳。若くてハンサム、カリスマ性にあふれ、ジョン・F・ケネディ大統領の再来と言われ、大統領選挙の最有力候補(フロントランナー)に躍り出た。

しかし、マイアミ・ヘラルド紙が掴んだ不倫スキャンダルによって失脚を余儀なくされ、このスキャンダルがターニングポイントとなり、政治家は「政策よりも人柄」を重視する価値観に変わっていった。

『フロントランナー』の原作は、ニューヨーク・タイムズ紙の政治部チーフを経て、現在はヤフーニュースで政治コラムを担当するマット・バイ氏のノンフィクション『All the Truth Is Out』。

この本の中でバイは、このスキャンダルが一人の政治家の単なる転落劇というだけにとどまらず、アメリカがどのような形で大統領を選出するようになったのか、アメリカの価値の基盤がどのように変化したのかを指摘している。

「世界経済も成長は鈍化すれど、景気後退には陥るまい」門間一夫氏

カテゴリー: 会見メモ, 経済/デリバティブ

  23:21


 

今年最初に登壇した門間みずほ総研エグゼクティブエコノミスト(ピンボケですみません)

 

ゲスト:門間一夫みずほ総合研究所エグゼクティブエコノミスト
テーマ:2019年の経済展望
2019年1月15日@日本記者クラブ

 

門間一夫みずほ総合研究所エグゼクティブエコノミストが1月15日、「2019年の経済展望」と題して日本記者クラブで話した。同氏は日銀の元調査統計局長、理事。

・世界経済は2017年が非常に良かった。実質GDPで1.9%成長。18年は反動で0.9%成長(みずほ総研予測値)にとどまった。19年は普通の状態に戻る。あわてないこと、あまり悲観的になる必要はない。

・18年の世界経済の調整色は強まり、この先もう一段強まっていく可能性は高いものの、景気後退など深い調整までは至らない可能性のほうが高い。

・米国は難しい判断にきている。利上げするかしないのか米連邦準備制度理事会(FRB)は白紙だと思う。白紙の状態を出しながら、それをどう表現するかは実にチャレンジングだ。

・パウエルFRB総裁はFOMC(FRB幹部と地区連銀総裁からなる金融政策を決める委員会)で毎回会見を開く。昨年は8回中4回だった。ノイズとなるかどうか。物価だけみて政策を運営していいのか。金融面での不均衡も注目する必要がある。

・ユーロ圏の成長率は17年は予想を上回る好調ぶりを示したが、18年は反動もあって減速。イタリアではポピュリスト政権の下で財政支出の増大圧力が強く、市場金利の上昇要因となっている。フランスも最近ややそうした動き。

・コア・インフレ率は1%近辺で横ばい圏内にあり、インフレ目標である「2%近く」まで着実に上がるかどうか不確実性は大きい。欧州中央銀行(ECB)は19年夏まで現状の政策金利を据え置く姿勢を明確にしているが、その後利上げを実現できるかどうかは物価情勢次第の面が大きい。

・中国経済は減速傾向が次第にはっきりしてきている。減速の背景は①企業の過剰債務への政策的な取り組み②米国との摩擦-などでもう少し悪化しそう。最近目立つのは自動車販売で、18年は28年ぶりにマイナスとなった。米中対立の激化に伴う消費者コンフィデンスの低下を反映している。

・中国の企業債務はGDP比で200%を超える水準だ。この水準に達した国(日本、スペイン)はその後バブルが崩壊した。国家資本主義だから、面子もある。中国政府も急速に落とすのではなく、さじ加減が難しい。危機感を持って取り組んでいる。債務の調整が進めば当面の成長には鈍化要因になるが、成長の持続性にはプラス。

・世界2位の国で18~23年は5.7%成長。これはすごいが、人口も減少過程に入っていくし、産業構造の変換も大変だ。「安くて低賃金」で稼ぐのではなく、世界最先端の技術で稼ぐと「製造2025」でうたったが、これが米国の逆鱗に触れている。産業変革の重要性を認識しているものの、米国から「それをやるな」と言われ、板挟みになっている。債務以外にも重要な問題が多い。

・日本は16年半ばから17年にかけてが非常に良かった。中国の投資需要、半導体関連の需要急増などを中心に輸出・生産とも力強く伸びていたが、18年入り後は一服。反動がきている。世界とつながっており、中国向け輸出が減速している。

・中国向け輸出は17年が絶好調だった。工作機械の受注は倍増していた。18年はその反動が出ており、前年比のマイナス幅が拡大してきている。これが起こるのはある意味でしようがない。

・半導体はデータセンターや自動車向けなどの新市場拡大もあり、第4次半導体革命。スーパーサイクルとか景気のよい言葉がはびこった。長期的な見通しは引き続き良好ながら、足下は減速。メモリーやフラットパネルのための設備投資も世界的に一服してきたため、製造装置の販売は高水準ながら頭打ち感が出ている。

・東京エレクトロンは冬のボーナスだけで280万円。今年はアゲインストになってくる。世界経済はいろんなことが起きていて、トランプだけが悪いわけではない。

・景気拡大の期間は19年1月で戦後最長となる。「実感がない」とおっしゃるが、当たり前で「低空飛行」。いざなぎ景気のときも実感がないといわれてきた。それより低い。潜在成長率の対比でいうと、日本は相当頑張っている。これで実感がないんだったら、実感のある景気はもう日本にはこない。

・「景気」という言葉はもう使わないほうがいい。「景気が良い」というと、それに合う実感のときはもうないわけですから、世の中にないことにいつまでも拘っていてもしようがない。「景気が良い」とか「景気が悪い」とかもう言わない。

羽田空港機能強化に関する住民説明会

カテゴリー: 政治/外交/国際/軍事, 東京日誌Ⅲ

2019/01/12  22:53


 

住民説明会(光が丘IMA1階光の広場)

 

シュミレーター

 

説明パネル

 

国土交通省は1月12日、練馬区光が丘IMA1階の光の広場で羽田空港機能強化に関する住民説明会を開催した。説明会は事前予約不要、入退場自由で、説明パネルや映像資料、パンフレットなどを自由に閲覧。国土交通省の職員が区民の疑問や関心事について答えた。

現在の羽田空港は飽和状態に瀕している。4本の滑走路と3カ所の旅客ターミナルがあり、発着回数は国内線が1日約1000回(利用客数18万1000人)、国際線は最大同約220回(同4万3000人)となっている。国内線の就航先は48都市、国際線は18カ国30都市だ。

 

羽田空港の滑走路の位置関係(国土交通省航空局作成「羽田空港のこれから」から引用)

 

国際線を増便するためには滑走路の使い方、飛行経路を見直すしかないと結論づけた。羽田空港は4本の滑走路が井桁の形となっており、出発と到着経路が複数個所で交錯するため、一定の間隔を空けて運用する必要がある。

4本の滑走路の中で最も新しいのが2010年8月に完成したD滑走路。しかも100年間の長期耐久性を実現する維持管理に配慮した設計となっている。建設費は6730億円。

 

 

 

大学同窓会

カテゴリー: 東京日誌Ⅲ

2019/01/11  23:50


 

食後のコーヒー(浦和パルコ7階の映画館併設ライブラリー「スルークカフェ」)

 

大学時代の同級生3人がどういうわけかJR浦和駅周辺に住んでいる。東京都心へのアクセスが抜群で開けているのだという。うち2人は親の代からそこに住んでいるという。

家賃がかからないのはうらやましい。こちとら、ゼロからのスタート。財産は何もなかった。それを苦労して作り上げた。環境がみんな違う。うらやましいが、うらやむことはできない。それぞれの生活だ。

そこに山つながりで、当時の女学生が加わって4人で飲むことになり、私もつながりのつながりでそのグループに加えてもらった。1968年入学の総勢5人の同窓会だ。場所は浦和駅東口。浦和パルコ5階の和風居酒屋「いろはにほへと」。顔は知らないが、何となく面影はあった。元女子学生は都内杉並区の出身だという。

約50年ぶりだった。私は丹波の山の中から出てきたばかりで、上京前1年間は大阪で予備校に通っていたものの、東京は初めて。東京には強い劣等感があった。うぶで田舎者で、名門都立高校出身の彼女とは縁のない人間だった。しかも彼女は国立大学に2年間通いながら、そこを蹴って改めて早稲田に入り直したということを今回初めて知った。

彼女はそんなお姫様のような人だった。男子学生は1浪か2浪。しかし、埼玉県といえば首都圏である。県立浦和高校は1校だけで東大入学者数が何十人もいた。地方では1県全体でも数人という県もあった。びっくりするほどの名門だ。おそらく今も名門であり続けているようだ。

何を話したのかもうすっかり忘れたが、とにかく3時間はあっという間に経った。48歳からずっと山ガールだったという。仲間の1人も山に強く、話は2人を中心に山が中心だった。

私は山はさっぱり。さりとて、海もさっぱり。何もかもさっぱりだ。山の話には付いていけなかった。それは仕方がない。

人生もそれぞれだ。成功した人もいる。うまくいかなかった人もいるかもしれない。人生は過酷だ。みんな顔に表れている。人によってずいぶん違う。若くして亡くなった同級生も少なくない。彼らの分まで生きているのだろうか。

旅行作家「兼高かおる」さん死去

カテゴリー: 旅行/移動/街歩き, 映画/テレビ/舞台

2019/01/10  23:16


 

兼高かおるさん(オダブツのジョー氏のツイートから)

 

「テレビ番組『兼高かおる世界の旅』の案内役を長年務めた旅行作家の兼高かおる(かねたか・かおる、本名=兼高ローズさん)が1月5日午後8時45分、心不全のため東京都内の介護施設で死去した。90歳だった」(1月10日付朝刊)。

米国留学後、英字紙でフリー記者として活躍。1959~90年に放送されたTBS系の「兼高かおる世界の旅」では、制作やナレーターを手掛け、北極点や南極点も訪れた。全行程は721万キロとなり、海外旅行ブームに火をつけた。

「兼高かおる旅の資料館」(兵庫県淡路市)の名誉館長や、「横浜人形の家」(横浜市)の初代館長も務めた。91年に紫綬褒章。神戸市出身。

1958年7月27日、兼高かおるさんが、スカンジナビア航空主催の「世界早回り」に挑戦し、73時間9分35秒の(当時)新記録を樹立。この日、挑戦を達成し、羽田空港に帰国。その勇姿がオダブツのジョー氏のツイートに載っている。

兼高氏の香蘭女学校の後輩に当たる黒柳徹子(85)氏がコメントを発表している(日刊スポーツ)。

「なんと悲しいニュースでしょう。兼高さんは、大変美しい方で、私の女学校の先輩でしたが、バザーなどで、卒業した兼高さんがいらっしゃる事がわかると、私たち在校生は、門から一列に並んで、キャーキャー言いながらお迎えをしたくらいの、私たちにとって大スターでした」

「その後、テレビをお始めになり、まず、外国へ行くこと楽しさ、その国々の色々な習慣や違った文化、そんな中に、兼高さんはどんどん入っていらして、現地の人たちと交流していらっしゃいました。のちに、私はユニセフの親善大使になりましたが、行く先々で兼高さんの事を思い出していました。ドキュメンタリーをきりひらいた先駆者、兼高かおるさん、私たちに与えた影響は凄く大きなものがありました。心から感謝をしています。本当に本当に、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました」

多くの人が同番組を見ていたが、私もその中の1人。当時は中学生の時だった。これを見て社会、特に地理が強くなった。これで社会だけが通信簿で5となり、自信がついた。将来は外交官かジャーナリストになりたいと思い出したのも彼女に影響を受けたからだ。

最近、毎日のように知っている人が亡くなる。人はいずれ死ぬ。死に方も難しい。好奇心が消えたら定年だと思うが、最期のときはそれよりさらに経ってから。死ぬときは好奇心もない。何なんだろうと思うが、それも人生かもしれない。ともかくも合掌。

「輝ける人生」

カテゴリー: 映画/テレビ/舞台

2019/01/09  21:31


 

輝ける人生(ギンレイホールの案内版)

 

作品名:輝ける人生
監督:リチャード・ロンクレイン
キャスト:イメルダ・スタウントン(サンドラ)
ティモシー・スポール(チャーリー)
2017年イギリス映画(114分)@飯田橋ギンレイホール

 

「35年間専業主婦として支えた夫がナイトの称号を授与され、”レディ”となったサンドラ。順風満帆な人生に見えたが、記念すべき日に夫と親友の浮気現場を目撃する。地位や年齢にとらわれず自由に人生を楽しむ姿を、ダンスナンバーに乗せて英国の名優だちが描いた人生賛歌!」(ギンレイ通信Vol205)

物語の最初はよくある悲しい熟年離婚話だが、その後がちと違う。傷心のサンドラが逃げ込んだのはあまり折り合いのよくなかった独り暮らしの姉・ビフの家。ビフの周りはざまざまな問題を抱えたシニアばかり。しかし、ビフは何も悔いない。

ビフが通っていたのが趣味のダンス教室。サンドラは教室に通うチャーリーと打ち解けていく。チャーリーは認知症の妻を療養施設に入れるため自宅を売却し、ボート暮らしだ。でも彼はいつかこのボートでドーバー海峡を渡ってフランスに渡ると夢を語っていた。

人生は計画通りには行かない。しかし、新しい可能性や救いがあることも事実だ。原題はFinding your feet(あなた自身の足で立つ)。

詩人で社会学者の水無田気流(みなした・きりう)氏の映画評によると、ビフは最後にガンで死ぬ。独りで死ぬ。彼女がいつも言うのは「誰も重力には勝てない」。「大事なのは気持ちが下がらないようにすること」だ。

主演キャストの平均年齢は63歳。チャーリー役を『否定と肯定』でホロコーストを否定する学者を演じたティモシー・スポールが演じていたのは驚いた。気持ちが下がらないようにすることは結構難しい。

 

カニ雑炊

カテゴリー: 食べ物

2019/01/05  19:47


 

カニ鍋の後の雑炊がうまい!

 

クリスマスに集まったファミリーが5日夕刻にも集まった。メンバーは2男の妻・女児の代わりに東京出張中の2男。あとは光が丘公園でバーベキューを終わったばかりの3男ファミリー。

午後4時くらいからカニ鍋をした。たっぷりカニを食べた。白菜や豆腐も入っている。

カニもうまいが、その後に作る雑炊は何とも言えない。カニ鍋で作った味がしみ込んでいるからだ。ホタテやエビのエキスも加わっている。

ところで雑炊とおじや、リゾットの違いが分からない。うまければ特に問題なし。おいしい、おいしいと言って食べていれば幸せだ。

地域によって若干の違いもあるが、雑炊はご飯の出汁や具を入れて煮込んだもの。鍋のシメとして残り汁を利用することも多い。おかゆが米から炊くのに対し、雑炊は炊いた米から作る。

リゾットは米をオリーブオイルやバターで炒め、白ワインや出汁を入れて炊いたイタリア料理。魚介、肉、きのこ、野菜など様々な具材が加わるところも面白い。

今年も初詣は東京大仏

カテゴリー: 神社/仏閣

2019/01/04  17:09


 

東京大仏

 

養老院のみなさん

 

萬吉禎でいただいた「かき揚げそば」

 

今年は正月3日間、いずれも穏やかな好天だった。このところ、正月はいつも赤塚山慶学院乗蓮寺(東京都板橋区)に初詣に来ている。いわゆる東京大仏だ。昨年は元旦だった。今年は4日である。

クリスマス前から過密スケジュールで動いていた家人が年が明けて2人になった途端に倒れた。どうやら風邪のようだ。今年は声が出なくなる。

家人は10月にも耳が聞こえない突発性難聴になったが、これはステロイド系の投薬で治った。急に耳が聞こえなくなる病気だが、次は喉がおかしくなった。熱は微熱程度だが、声が出ない。同じような症状を示した人が何人もいた。

ようやく起きられるようになったのが4日。丸3日間、寝込んだ。そういうこともあって、今年は4日に初詣ができた。引いたおみくじは大吉だった。私は小吉。

大仏さんには脊柱管狭窄症が早く治りますよう懸命にお祈りした。腰が治らなければ何もできない。悔しいけど、お手上げである。

お参りする前に大仏そばの「萬吉禎」でそばを食べた。昔は座敷も使って手広くやっていたが、今は狭い。狭いものの、中身はしっかりしたものだ。

謹賀新年2019

カテゴリー: 東京日誌Ⅲ

2019/01/01  13:12


 

桜の木、南天、千両の木

 

新しい2019年(平成31年)の元旦を迎えた。今年は4月30日までで、5月1日から平成が新元号に変わる。元号は日本だけに通用する。なくても良さそうなものだが、なくては困る人たちもいるから面倒だ。米国だけとは限らない。日本も一流の分裂国家である。

2018年もいろいろありました。羽生結弦66年ぶり連覇、財務省が森友文書改ざんを認める、西日本豪雨、北海道震度7地震、日産ゴーン会長逮捕、米中貿易戦争などなど。どれもこれも歴史に残る大出来事ばかりだ。平成で最悪事件も結構あった。

現役時代には忙しくていい加減だった新聞のスクラップノートをまた作り始めた。1カ月に1冊ペース。ダイソーの100円ノートにアラビアのりで貼り付けるだけだ。時代遅れもはなはだしいが、これで結構気が落ち着く。

昨年7月で満70歳になった。社会への関心は変わらないが、やはり人と会うのはおっくうになりがちだ。頭が白髪で、動作・挙動も不穏当限りない。社会で活動する場合、これは結構深刻な問題だ。

昨年はこんな記事を書いた。

・軽さは鉄鋼の5分の1、強度は5倍ナノセルロース車開発プロジェクト始動
・ICT林業支援ツール活用で山を動かす航空レーザー測量技術による森林管理
・雪が降るごとに美味しくなる冬の味覚の王者ブリ
・西郷隆盛:明治維新に尽力したラストサムライ
・CLT工法による都市の「木質化」は進むか
・一歩前進した孫正義氏提唱のアジアスーパーグリッド構想
・農学的手法で「生分解性プラスチック」を開発

また古巣の農業専門デジタル誌に書いている田舎コラムも24回になった。

身体は「脊柱管狭窄症」の再発などで弱体化するばかり。「好奇心こそ力の源泉」のモットーを持ち続けられるよう頑張りたい。本年が皆様にとって良い年になりますようお祈り致しています。

新潟県魚沼産杵つき「のし餅」

カテゴリー: 食べ物

2018/12/30  23:12


 

新潟県魚沼産杵つきのし餅

 

魚沼市から直送ののし餅ですよ!(リヴィンIMA店)

 

店内は恒例の年末風景

 

伊根マグロがブランドになった!?(同)

 

雑煮に使われるお餅は「東の角餅、西の丸餅」。私の実家は兵庫県丹波市。京都へは80キロ圏内で、京都文化圏に入る。お餅で言えば、丸餅だ。

それが今年は急きょのし餅になった。30日に暮れの買い出しに出掛けたとき、珍しくのし餅の販売現場に出くわしたのだ。「30日、31日の限定商品。魚沼市より直送。のし餅1.3kg 1350円也」。

おまけに30日80個、31日80個という限定販売だった。追い立てられるような声につい買ってしまった。丸餅は買い忘れた。

のし餅は初めて。いつも丸餅だけしか食べていないのに、角餅となると、様子が違う。つきたてとはいえ、包丁が入りにくかった。関東では物差しを使ってきっちり切るという。

それを目分量で切り始めた。最初はまだ良かったが、最後のほうはずいぶん小さくなった。不揃いである。

伝承料理研究家・奥村彪夫氏の『わくわくお正月とおもち(おくむらあやおふるさとの伝承料理)』によると、元旦に雑煮を食べる習慣が定着したのは、江戸時代中期、元禄以降のこと。もともとは、新年を迎えるにあたり、歳神に供えた特産物と餅をひとつ、鍋で煮たことに由来するという。

雑煮発祥の地、京都では餅をついて1つ1つ手で丸める丸餅を用いていたが、将軍のお膝元の江戸では人口が多かったため、このやり方では時間がかかってしまう。そこで手早く大量に作れるように餅を一気にのしてから切り分ける角餅文化が広がったようだ。

奥村氏が各地域の出身者に聞き取り調査を行い作成した「全国お雑煮マップ」によれば、新潟県糸魚川から石川県金沢、岐阜県関ヶ原、三重県四日市、和歌山県新宮を結ぶ線を境目にちょうど東西に分けられると言えそうだ。関ヶ原が境界線になるという。

東北では唯一、酒田市や鶴岡市だけが丸餅になっているが、庄内地方は北前船で栄えた港町。江戸時代には西回り航路の起点だったため、京都や大阪から上方文化が数多く運ばれてきた。丸餅文化が残っているのもこのためではないかと思われる。

雑煮の変わりどころで有名なのは四国・香川県のあん餅雑煮。白味噌の汁に、あんを包んだ餅を入れるという。白味噌の塩気とあんの甘みが意外とマッチするという。