2008年9月 のアーカイブ

丹波散策

カテゴリー: 丹波日誌

2008/09/30  23:45


 2日目は丹波市内の見所探し。地元ながら、意外と知らないことを知った。土台、そんなものである。都会的な見所に比較すれば、マイナーな面は否定できないが、それが田舎の田舎たる所以。手垢の付いていない面は素朴で新鮮。これが売りである。

①丹波市立植野記念美術館(氷上町西中615-4)
 こんなところに、こんな美術館が・・・という感じである。

②イタリア料理「オルモ」(柏原町柏原119)
  

 かつては呉服屋さんだった商家の風情を残しながら、洋風レストランに改造した面白さ。趣のある室内でイタリアンをいただく楽しさを味わった。

③臨済禅宗妙心寺派萬松山「慧日寺(えにちじ)」(山南町太田127-1)
 


 創建は永和元年(1375)。曹洞宗の禅寺が多い中、丹波地方では珍しい臨済宗の古刹。茅葺き屋根の仏殿には本尊の釈迦牟尼仏が安置されている。室町時代の作。仏殿の窓は花頭窓と呼ばれ、丸みを帯びた形で、直線的な曹洞宗の窓と対照的。山門に続く竹林とともに、茅葺きの仏殿が趣深い。

④達身寺(氷上町清住259)
 

 丹波の正倉院。こちらも茅葺き屋根だが、宗派は曹洞宗。本尊は阿弥陀如来。清住はコスモスでも有名で、ちょうど彼岸花(万寿しゃげ)と一緒に咲き誇っていた。

⑤秋の味覚・松茸

⑥秋の味覚・栗ご飯

篠山散策

カテゴリー: 丹波日誌

2008/09/29  00:44


 名古屋在住の友人夫妻が丹波の自宅にやってきた。中山間地域の田舎でゆっくりくつろいでもらうのが趣旨で、有名観光地のような友人をもてなす観光資源は豊富ではない。それでも、地元ならではのもてなしを探す良い機会だったので、見繕った。2泊3日。

 初日は隣りの篠山市を訪ねた。車で20分。丹波と言えば、丹波市より、むしろ篠山のほうが有名である。「デカンショ節」。街並みも小京都の風情を色濃く残し、ぶらぶら歩きが楽しい。季節によっても異なるが、9月中旬に試したのは以下のコース。

①歴史美術館
 

明治24年(1891)に篠山地方裁判所として建てられ、昭和56年(1981)まで使用された木造建築物。内部を改装し、城下に伝わる美術品や篠山藩窯として開窯した王地山焼の名品などが展示されている。

②篠山城大書院
  
徳川家康が慶長14年(1609)に豊臣氏の居城・大坂城の包囲と豊臣家ゆかりの西日本の諸大名を抑える拠点とするため築いた城。天守閣は家康の命で作られず、大書院が建てられた。初代城主は家康の実子、松平康重。松平氏3家8代と青山氏6代の居城。篠山藩は5万石。大書院は廃城令後も残されたが、昭和19年の火災で焼失。平成12年に復元された。入母屋造り・葺き(こけらぶき・サワラ材)。

③料理旅館「近又」(きんまた)
  
篠山城築城と時を同じくして建てられた旅籠が「近江屋」。主の名は近江屋又兵衛とか。明治初頭に屋号を「近又」改めた。桂小五郎が「好きなお菊と丹波篠山郷近又に宿る」と書いた日記を山口県に残しているという。猪をミソだけで煮るぼたん鍋が冬の味覚として有名だが、今は初秋。牛肉とろろ御前をいただいた。

④御菓子司「清明堂」
  

 デザートはすぐ近くの清明堂の座敷で、「栗おはぎ」をいただいた。名産丹波栗で作った純栗あんで純もち米を包んだ絶品。熱い抹茶でのどを潤す。安政2年創業。

⑤小田垣商店
 
天下に名高い丹波の黒豆の卸・小売店。門構えからして風格があり、店の中も昔のまま。今年の豆はこれからが収穫で、製品として出回るのは12月だとか。店をのぞいてみるだけでも楽しい。

⑥兵庫陶芸美術館
 篠山市街から少し離れた今田町立杭(たちくい)に2年前建てられたのが県立兵庫陶芸美術館。なかなか趣のある建物で、ゆっくり作品を鑑賞できる。

⑦立杭「陶の郷」


  立杭は丹波焼の産地。瀬戸、常滑、信楽、備前、越前と並ぶ日本6古窯の1つ。たまたま立ち寄った茶陶「まるか窯」で登り窯を見学したのは僥倖。2年ぶりの火入れの日だった。

2地域居住

カテゴリー: 丹波日誌

2008/09/28  14:50


定年退職まで秒読みに入った。溜まりに溜まった有給休暇がもらえるのか心配したが、流石に相応の配慮もあって17日(水)の泊まり明け勤務を最後に職場を離脱。10日間解放された。向かったのは兵庫県丹波市。生家で実家がある中山間地域だ。神戸、大阪まで電車でも車でも1時間ちょっと。都会に近い田舎。神戸時代は月1程度の割合で帰った。

 しかし、東京から行ったり、帰ったりするとなると、もちろん1時間というわけにはいかない。10倍は掛かる。運転しっぱなしというわけにはいかないから、もっと掛かる。休憩が必要だ。食事もしなければならない。往路は18日(木)午後7時30分練馬を出発し19日(金)午前5時30分着。関越道-東京外環-中央道-名神-中国道-舞鶴若狭道。所要時間10時間30分、走行距離は約650km。

 復路は丹波を27日(土)午前3時24分に出発し、練馬の自宅に着いたのは28日(日)午前2時40分。23時間、距離にして894km。舞鶴道-中国道-北陸道-関越道。途中、富山市を見物したので時間が掛かったのは当然だが、これが旅の楽しみでもある。

 富山ではライトレールに乗って富山港沿いの北前船の歴史街道「岩瀬」の街並みをたっぷり見物した。社会見学そのものだ。東京を拠点にしながらも、実家のある丹波との間を行き来する「2地域居住」が始まった。コストや時間の見合いでどれだけ続けられるか自信がないが、少なくても時間だけはできた。問題はそれに必要なコストを捻出できるかどうかだ。

 丹波に居住する時間をなるべく長くするのが理想だが、現実問題、そう簡単ではない。知恵を絞りながら、何とか実現したい。実家を処分するほうが経済的には楽だが、なかなかそうはいかないのが実態だ。

 2軒の家を維持・管理していくことは大変だ。基本的なものが2倍掛かる。どちらも一軒家だから、掛かるコストも半端ではない。

副島隆彦講演会

カテゴリー: 講演会/シンポ/セミナー/勉強会

2008/09/17  23:57


 『時代を見通す力』(PHP研究所)刊行記念の副島隆彦講演会が16日、新宿・紀伊国屋ホールで開催された。演題は「時代を見通す力-歴史から学ぶ知恵」。聴講料1000円だったが、300人くらい入るホールは満席だった。

 それだけ、混迷・激動する時代の先行きが読めない人が多く、それでももがきながら何とか先を読もうと必死になっている人が沢山いるということだろう。これだけ、次から次へと、混乱、混迷、破綻的な事柄が連続的に起こってくれば、先行きに不安を感じないほうがおかしい。

 副島隆彦氏は前から気にはなっていたし、1,2冊は本を読んだ記憶がある。既成の権威とは一線を画して、一匹狼的な評論活動をしていると書けば聞こえが良いが、実態は既成の権威には相手にされなかったと言ったほうが正確なようだ。

 相手にされなかったのは間違ったことを言っているからではなく、どうもその反対らしい。あまりにもその指摘が的確すぎて、既成の権威にとっては具合が悪いからのようだ。まあ、権威というものはそのようなものである。

 副島氏については良く知らないので、あまり感想はないが、激越な人物のようではある。軽薄な知識人、文化人が多い中で、肝の座った、腹の底から物事を見通す力のある思想家のようではある。信奉者は多いようで、興味深い。

・大きく物事を見ることが重要だ。大局観を持つこと。
・人を育てることが重要。
・歴史こそ唯一の学問。法律も経済学も文学もすべてウソばかり。人間を騙すことばかりに長けている。世の中は騙しに満ち溢れている。騙されてならない。
・騙されないということはどういうことか。真実を明らかにするということだ。「暴く」ということだ。
・米国に頼らなくても生きていける時代がやってきた。新しい帝国の幕開けだ。ロシア、中国、インド。

H&M銀座上陸

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2008/09/13  21:24


 北欧のファッションメーカー「H&M」が東京・銀座に上陸。開店前に3000人とも5000人とも並んだとか。昼飯で外に出たついでに銀座に出たら、行列は新橋のほうまで続いていた。とても店内に入れる雰囲気ではなかったので、すごすごと引き揚げてきた。

 銀座6丁目と7丁目の交差点の間。LANVINと建て替え中のヤマハの間にH&Mはありました。近くにはZARA やPRADA、ティファニー、フェルガモなど世界的なブランド店がひしめく。国産ライバルと目されるユニクロもすぐ近く。ホットな商戦が始まった。

『石油の呪縛』と人類

カテゴリー: Books

2008/09/08  23:55


  ソニア・シャー著、岡崎玲子訳『石油の呪縛』と人類(集英社新書)を読んだ。230ページの新書版だが、活字は細かく、内容はびっしり。これだけ密度の濃い新書は珍しく、正直、途中で何度も読み続けるのを放棄しそうになった、ことを告白しておきたい。読了するのに、何ヶ月も掛かった。

 現代社会を支配する石油を勉強しようとする者にとっては必読の書だ。現代社会は「脱石油」を模索しながらも、一度石油の恩恵を味わってしまってからは、逃げるに逃げられない。何をやるにも石油にエネルギー源を依存し、石油なしでは生活を維持できないのが現実。

 石油に代わる代替エネルギーをいかに確保するか。石油が無限の資源ではない限り、時間との戦いだ。石油を消費した後に排出されるCO2が地球を滅亡の危機に追い込んでいる。石油を手放すか、便利な生活を放棄するか・・・。実にいろんなことを考えさせる。

聖路加国際病院

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2008/09/07  21:57


 最近では高齢の日野原重明理事長の精力的な活動で有名になったのが聖路加国際病院。St Luke’s International Hospital。築地本願寺の裏手に位置する。仏教寺院のすずそばに、キリスト教病院が並存しているのは極めて日本的な状況だ。名前だけは知っていたが、実際に聖路加病院をこの目で見たのは初めてだった。

 中央区明石町。銀座の裏側の築地のさらに裏手に位置しているので、東京に長く住んでいても、用でもなければなかなか行かない場所だ。隅田川が流れており、閑静な場所。

 病院は1902年(明治35年)、米国聖公会の宣教医師であるルドルフ・トイスラー博士によって創設された。同博士は25歳で来日、診療所を開設し病院に発展させた。戦後は米軍病院として11年間接収され、その間は近隣の建物で診療を継続したという。創立以来の目標は、キリスト教精神の下に、患者中心の医療と看護を行うこと。

長崎飯店虎ノ門店

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2008/09/05  23:58


 久しぶりに虎ノ門に行ったので、昼飯を長崎飯店虎ノ門店で食べた。食べたのはもちろん、チャンポン。午後1時前だったが、相変わらず店内で行列ができていた。これは2年前も同じ。周辺には別のチャンポン屋があるにもかかわらず、なぜかこの店は繁盛している。ご覧の通り、綺麗な店でもない。

 口コミ情報を読んでみたら、この店についての評価が載っている。接客態度の悪さを批判したのや、とんでもなくうまいということもない、との評も。そう言われてみると、麺は今一。野菜(具)の量が多いのだけは評価が高い。

 好みもあるが、味の評価は意外と難しい。どうやら、東京の人はあんまり、うまいチャンポンを食べさせられていないのだろうか?3月に長崎に行ったが、本場の味を試す機会を逸した。残念だ。

フォーラム「自然と共生する都市生活」

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2008/09/01  22:57


 日本経済新聞社主催の「自然と共生する都市生活」と題するフォーラムに参加した。8月30日、日経ホール。「ものの豊かさから行動の豊かさへ」と題して基調講演したのは医学博士で登山家の今井通子氏。